ダイエット中も朝スッキリでイライラ解消!快眠のツボを押す「寝る前ストレッチ」

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 急なダイエットで食事を減らし、お腹が空いて夜中に何度も目覚めてしまった経験、ありませんか?カロリーを抑えた無理な食事制限は、睡眠の質を下げる原因のひとつ。また、体重を落とすならとにかく運動!とばかりに、過度な運動をしてしまうと、夜になっても脳の興奮が続き、体は疲れているのに寝付きが悪くなることも。

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 夜の眠りに深く関わる自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。「交感神経」は、人が活発に活動する時、そして緊張やストレスを感じている時に働く神経です。対して「副交感神経」は、心身がリラックスしている時、そして休息や眠りにつく時に働きます。それぞれ正反対の働きを持つ2つの神経が交互にスイッチすることで、心身の健康的なバランスを保っているのです。

良質な眠りには、睡眠の前に交感神経が優位、つまり脳が興奮している状態から、副交感神経が優位な状態へ、上手にスイッチさせることが大切です。 そこで今回は、睡眠前に心と身体を安らかに落ち着かせるコツ、そして自律神経のバランスを整え、快適な睡眠に導く代表的なツボまで、ダイエット中に覚えておきたい朝スッキリ目覚めるための夜のひと工夫についてご紹介します。

就寝前、お風呂に入るタイミングと温度

 体の冷えは、睡眠の大敵。とはいえ、熱すぎるお風呂は、むしろ脳を興奮させて逆効果にも。38℃〜40℃のすこしぬるめのお湯が、睡眠に最適な温度と言われています。15分ほどのんびりつかれば、カラダも内側からぽかぽかと、血行促進にも効果アリ。熱いお風呂につかることが好きなら、夜、睡眠時間の2時間前には入浴するように心掛け、一日にたまったストレスの解消に役立てましょう。

お風呂上がりのリラックスタイムに

【アロマキャンドル】

 心地よい眠りを作る環境づくりといえばアロマキャンドル。好きな香りのアロマを楽しむことがまずは一番ですが、ラベンダーやスイートオレンジの香りには、副交感神経を優位にして、脳をリラックスさせる効果があるので、快眠の観点ではおすすめです。

【ハーブティ】
温かい飲み物は、心身のリラックスに最適!温かい飲み物とはいえ、20時以降はカフェインの摂取を控えたいので、普段はコーヒーや緑茶が好きな方も、ノンカフェインのハーブティなどに置き換えて摂取するとよいでしょう。

ぐっすりとした快眠に導く代表的な「ツボ」

【失眠(しつみん)】

 気分の高ぶりや、仕事や勉強の疲れで残った緊張感で寝付けないときオススメの「失眠(しつみん)」と呼ばれるツボの位置は、カカトの膨らみの、ちょうど中央部分にあたります。

「失眠」のあるカカトの真ん中を、握りこぶしで20回ほどトントンと叩いてあげると効果的。一日にたまった足のだるさやむくみの解消にも役立ち、立ち仕事や座り仕事でむくみが気になる方の寝る前のケアとしても覚えておきたいポイントです。

【安眠(あんみん)】
耳の裏にある「安眠(あんみん)」は、その名の通り古くから眠れない夜に効果的とされてきたツボの代表格。耳たぶの後ろ側、下に向かって尖っている骨から、首筋に沿って指一本分(1cm〜1.5cm)ほど下、うなじとぶつかる辺りにあります。

睡眠が不足しているときは、この「安眠」のツボに固いコリを感じ、押すと痛みを覚えることも。人差し指、中指、薬指の3本の指の腹で、または親指で押し上げるように5回ほど押しながら、優しく揉みほぐしてあげましょう。

このとき、両肘を顔の横で広げて、背中の筋肉と肩甲骨の動きを意識するようにしながらツボを刺激すれば、肩周りの緊張やこわばりも同時にほぐすことができ、ますます効果的!お手軽に快眠に導く寝る前ストレッチとして、ぜひお試しください。

自己流による過度な運動や、極端な食事制限をしてしまうことは、体をこわす原因になるだけでなく、眠りの質にも悪影響。栄養バランスの崩れは、脳の緊張感をほぐす役割を持つ脳内神経伝達物質のひとつ、セロトニンの不足や、さらに、そのセロトニンを材料とする「睡眠ホルモン」メラトニン不足まで引き起こすことがあります。

さまざまな食材をバランス良く摂れる糖質制限メニューや、体づくりに最適な運動量をしっかり守って、無理なく健康的なダイエットで、カラダのキレイとココロのバランスのとれた、理想のボディメイクを目指しましょう!

[文:HOWZAP 【ハウザップ】 ライザップが運営するボディメイク情報マガジン)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。