クビトバ撃破 世界30位ヴェキッチの圧勝にWTA賛辞「世界2位にショック与えた」
全豪決勝で大坂と激闘繰り広げたクビトバに圧勝「素晴らしい勝利」
女子テニスのサンクトペテルブルク・レディース・トロフィーは1日、シングルス準々決勝で世界ランク2位ペトラ・クビトバ(チェコ)が同30位ドナ・ヴェキッチ(クロアチア)に4-6、1-6でストレート負けを喫した。一方、全豪オープンファイナリスト相手に番狂わせを演じた22歳に対し、WTAは「世界2位にショックを与えた」と賛辞を送っている。
大坂なおみと激闘を繰り広げ、全豪オープンで準優勝したばかりの元世界NO1を相手にしても、ヴェキッチは臆することがなかった。第1セットから終始リズムを握り、6-4で先取すると、第2セットはさらに加速。6-1と圧倒し、ストレートで4強進出を決めた。クビトバは全豪から中3日の強行軍だったとはいえ、鮮やかな快勝だった。
WTA公式サイトは「ヴェキッチがサントペテルブルクでクビトバ相手に素晴らしい勝利を収める」と見出しを打って特集。「第8シードのドナ・ヴェキッチがやってのけた。第1シードで前年度女王のペトラ・クビトバを6-4、6-1で下してプレミアクラスの大会で準決勝への扉を開けた」と報じている。
圧勝を飾った試合について「世界ランク30位で22歳のヴェキッチが世界2位を相手に1時間23分でショック与えた」と称賛。その上で、本人が「私のゲームプランは出だしからコートを広く使って積極的に行こうというものだった。彼女を走らせて、守りも固く、サービスが良かった」と語ったことを伝えている。
試合前には手術を受けて病床にいる男子の元世界1位アンディ・マレー(英国)に対し、スタン・ワウリンカ(スイス)とともに巨大ぬいぐるみをプレゼントしたことをマレーがインスタグラムに公開し、話題を呼んでいた。心優しき22歳は難敵クビトバを下し、一気にタイトルを狙う。(THE ANSWER編集部)