ルノー・日産・三菱連合幹部が語る、アンドロイド採用の必然性
「消費者は何を使ってベストな情報や娯楽を得ているか。それはスマホ」―。先週末、日産が開いた3社連合のコネクテッド戦略説明会。アライアンス・グローバル・バイスプレジデントのカル・モス氏は、多くの人にとってスマホが手放せない存在となった事実を強調した。
3社連合は21年以降、アンドロイドOSを採用した純正カーナビゲーションシステムを車両に搭載する計画。車向けに最適化した地図情報サービス「グーグルマップ」や、人工知能(AI)音声認識「グーグルアシスタント」などのアプリケーション(応用ソフト)を提供する。
またアプリ配信基盤「グーグルプレイ」も車向けを用意する計画で、外部事業者(サードパーティー)のアプリも提供する計画という。同じ地図でも複数のアプリを用意して選択肢を増やし、顧客満足度を高める。モス氏は「3社連合とグーグルとで力を合わせ、グーグルだけではできないアプリを提供する」と力を込める。
3社連合はアンドロイドOSと、3社連合が運営するクラウド基盤と連携できる。データを収集・活用して新たな移動サービスや、車両の使用状況に応じた保険などを実現し、新たな収入源にする考えだ。車両の品質監視、電子制御装置(ECU)の無線アップデートといったコスト低減につながる新機能も想定する。
車載情報機器OSが自動運転や、シェアリングといった移動サービスの展開でも重要な役割を果たすことは間違いない。他の日系メーカーではトヨタ自動車が、仕様が公開されているOS「リナックス」の車載版「オートモーティブグレードリナックス(AGL)」の採用を進める方針で、業界では「アンドロイドの対抗軸」とみる向きが多い。
