大坂「ダブルフォルトお願いします」自身初のベスト8進出を決めた試合について語る[全米オープン]

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「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日〜9月9日/ハードコート)の大会8日目、女子シングルス4回戦で第26シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-3、2-6、6-4のフルセットで破り、自身初となるベスト8進出を果たした第20シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が、試合後のインタビューに答えた。

フルセットになった試合については「試合を通して全てのポイントでファイトをしようと思いました」と答えた。また、接戦となったサバレンカとの勝敗を分けたポイントについては「一番大切なのは、我慢」と語った。そして最後のマッチポイントでは「ダブルフォルトお願いします」とも思っていたと口にした。

また、自身初となるベスト8については「ベスト8が決まりました。本当にすごい日だと思います」「すごく嬉しい。たぶん、この試合が一番嬉しかった」と語った。

大坂の試合の前に同じコートで勝利をあげてベスト8進出を決めていた錦織圭(日本/日清食品)については「試合は見た。元気はもらえた。私も勝てるという気持ちをもらった」とコメント。

大坂はインタビューの中で、多くの感謝を伝えていた。初めて試合をしたルイ・アームストロング・スタジアムについて感想を聞かれた大坂は「みんながすごく優しい。たくさん応援してもらえた。ありがとう」と述べ、「温かい応援、ありがとう。サーシャ(コーチのサーシャ・バジン)もありがとう」と感謝を述べた。

最後に日本で応援しているファンに向かって「応援ありがとうございます。今日はちょっと難しい、、、難しいじゃない(ここでインタビュアーに『ハードを日本語で何?』と訪ね、『タフな試合』と言われると)はいはいはい。でも、勝った。ありがとうございます」とメッセージを送った。

勝利が決まった瞬間は笑顔だった大坂だが、こみ上げてくるものがあるのか、目に涙を浮かべている様子が見られた。インタビューも序盤は言葉に詰まる場面があったが、最後は笑顔で締めくくった。

日本人選手がグランドスラムで男女そろってベスト8に進出するのは、1995年の「ウィンブルドン」での松岡修造さんと伊達公子さん以来、23年ぶり、史上2度目となる。

次戦は現在試合中のマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)とレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)の勝者と対戦する。

テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」4回戦での大坂なおみ
(Photo by Julian Finney/Getty Images)