真っ青な空に映える黄金色の「ドバイ・フレーム」は、街の景色を見事にトリミングする。北東はシルクロード交易で栄えた歴史あるパールドバイ&デイラ地区の「オールドドバイ」、一方の南西側は「バージュ・カリファ」などの高層ビルが聳え立つ「ニュードバイ」が額縁内に収まる。フレームが切り取った旧いドバイも新しいドバイも、今のドバイに違いない。

夜のドバイでホールインワンを狙え
 季節が夏に近づくと気温が非常に高くなるので、屋外でのアクティビティは夕方以降がベターだ。夜のドバイもまたエンターテインメントにあふれている。

 なかでもおすすめは、闇夜に浮かぶ摩天楼群に向かってプレーできる「エミレーツ・ゴルフクラブ」。2コースあるうち、ファルドコースと呼ばれる方が中東初の天然芝コースでナイトプレーができる。もう一方のマジリスコースはスケールの大きさと美しさに定評があり、特に8番コースでは、高層ビル群と砂漠の景観に見とれてしまう。

 そのマジリスコースでは毎年2月に「オメガ・ドバイ・デザートクラシック(ヨーロピアンツアー)」が開催され、優勝選手にタイガー・ウッズなどのトッププロが名を連ねるほどの名門トーナメントコース。

 ゴルフ場の周囲には、世界No.1テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラーなどのセレブ所有のヴィラ(邸宅)が建ち並び、目の保養にも。ビジタープレー、用具レンタルもOK。しかも陽気な日本人コーチが常駐しているので、一緒にラウンドすることできる。

 ゴルフで一汗かいたあとは、クインシー・ジョーンズがプロデュースする「クインシー・ジョーンズ・ジャズバー」へ行って、リラックス。1980〜90年代のポップスシーンを牽引したクインシーもすでに85歳となったが、まだまだ健在だ!彼がセレクトした若手アーチストの都会派ジャズにひたってみるのもいい。
 
シックなデザインホテルで、心地よい夢を見る 
 数々のドバイの“世界一”を効率よく回るには、ロケーションのいいホテルに泊まるべし。ドバイでは7つ星ホテルなど超ド級のゴージャスホテルが軒を連ねるが、交通の便が良く快適なステイをするには「ルネッサンス・ダウンタウンホテル・ドバイ」がいい。

 リーズナブルなのに、こじんまりとしていてとてもスタイリッシュ。静寂でゆったりとした部屋はリバービューか、バージュカリファビューを選べる。個人的には、美しい川面が眺められるリバービューがおすすめだ。

 上質なフレンチやイタリアンレストランのほか、オープンしたばかりの日本料理店「MORIMOTO」もホテル内にそろう。「バージュ・カリファ」を望むデッキテラスで、優雅にディナーを堪能できる。胃袋が満たされたら「シックス・センス」(第六感)と名付けられたスパで、とろっとろの極楽気分にひたろう。

真珠との蜜月時代を打ち壊した、日本のミキモトパール
 ドバイはなぜ一番が好きなのか?“負けず嫌い”スピリットの理由は、ドバイの歴史と密接な関係がある。1960年代まではアラビア湾沿いの漁村、荒野の砂漠の街でしかなかった。当時は天然真珠を採取して輸出していたが、その主要産業に大きな打撃を与えたのが、ほかならぬ日本の御木本幸吉。ミキモトパールのような安価で質の高い養殖真珠が世界を席巻した。

 真珠とドバイの切っても切れない深い関係と歴史を物語にした「ラ・ペール」(フランス語で真珠の意)が、今とても熱い注目を浴びている。

 ラスベガスのセリーヌ・ディオンのショーやシルク・ド・ソレイユを手がけたフランコ・ドラゴーヌ氏が手がけたもので、2017年より専用劇場で開催中。大量の水を投入した「シルク・ド・ソレイユ」のようなもの、といえばイメージが湧きやすい。