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ディーゼル車の販売減 ホンダの考え

SMMT(Society of Motor Manufacturers & Traders)が算出したデータによると、2017年のディーゼル車のセールスは、2017年の128万5188台から17.1%ダウンの106万5879台。

理由についてSMMTは「アンチ・ディーゼルの風潮」という言葉を使って説明する。

一方、ホンダの英国マーケットでは、シビック・ディーゼルが重要になるとホンダUKのボス、デイビッド・ホジェッツは言う。

シビックのディーゼル車ユーザーは、ガソリン車に舞い戻っている傾向もあるそうだ。

しかし「ディーゼルの需要は確実にあるのです。シビック・ディーゼルは、全体の売り上げを助けてくれるはずです」とホジェッツ。

「40%ほどをディーゼルが占めるようになるのではないでしょうか」というのがジェッツの見立て。「風潮ではなく、ファクトありきの議論をしたいのです」とも。

そう語るホジェッツは、FCVにも熱い視線を向けている。

ディーゼル肯定 FCVは「究極の解決策」

「議論をすすめる際、全体のシチュエーションを考慮に入れる必要があると思うのです。たとえばディーゼルは、長距離に向いています」

「ディーゼルには、まだ生き残る理由があるのです。経済性だって、それを証明していると思いませんか?」

「もちろんハイブリッド車やEVが注目されることは理解できます。が、毎日、どこでも使えるレベルで、なおかつ誰もが手にしやすい価格であることこそ、優れた解決策だと考えます」

一方でホンダは将来的に、FCVが究極の解決策であるとも考えている。

「『FCVのインフラがまだ整っていない』と言うのは簡単です。では、だれが整えなければならないのでしょう。整わなければ、少量生産にとどまります。整えば、希望があります」

「いま着手することで10〜15年後に『あのときホンダは正しいことをした』と思っていただけるでしょう。お金はかかります。時間もかかります。が、FCVが将来の理想的な解決策であると、強く感じています」