スマホに入っている「Snapdragon」って何? 高性能を決定づけるプロセッサの種類と特徴
先日、英・クアルコムは、スマートフォン向けの最新プロセッサ「Snapdragon 845」を発表した。
「Snapdragon 845」は従来品と比べて、性能はどれくらい向上しているのだろうか?
そして、スマートフォンに搭載されるプロセッサの種類や特徴には、どのような違いがあるのだろうか。
●高性能な現在最速CPUをさらに上回る! 新プロセッサ「Snapdragon 845」
新プロセッサ「Snapdragon 845」は、現行の「Snapdragon 835」の後継にあたる。
実は、「Snapdragon 835」も十分に高性能で、スマートフォンの上位機種に搭載されているほか、Windows 10を動かすこともできる高性能なCPUだ。
しかし「Snapdragon 845」は、Snapdragon 835の上をいくCPUなのだ。
「Snapdragon 845」は、「Snapdragon 835」と比較して
・CPU性能が約30%
・電力効率が約30%
向上している。
さらに、優れた映像処理機能も搭載しており、カメラ撮影の機能が強化されている。
動画では4K高画質で60fpsの撮影をサポートするほか、従来の 1670万色から拡張して、10億色以上の動画撮影が可能だ。
また、深度センサーの技術が向上していて、VRやARの技術を積極的に活用できる。
今後は、各メーカーのハイエンドモデルで採用されることが見込まれるプロセッサなのだ。
●そもそもスマホのプロセッサの種類や特徴とは?
実は、スマホに搭載されているプロセッサは、様々な種類がある。
クアルコムが製造するプロセッサだけでも、いくつかの種類がある。
また、アップルの「Apple Aシリーズ」やインテル製プロセッサなどもある。
各メーカーのプロセッサには、どのような違いがあるのだろうか?
2016年以降に発表された、主なSnapdragonシリーズのスペックと、主な搭載スマートフォンを表にまとめてみた。
あわせて、「Apple Aシリーズ」についてのデータも表に加えている。

ざっくりとした説明になるが、コア数が多いほど、並列できる作業が増えて、クロック数が多いほど処理速度が速くなると言える。
ただし、アプリ側が複数コアに対応していない場合は、コア数が多くても、その性能は生かせない。
一方、クロック数が高いプロセッサは、アプリの対応に影響されず、体感での処理速度の速さを実感しやすい。
どちらにしても、高性能なプロセッサを搭載するスマートフォンのほうが、操作や動作での動きがキビキビしていると感じることができる。
現在のところ、最高スペックのSnapdragon 835は、各社のフラッグシップモデルに搭載されている。それより劣るプロセッサが搭載されるのは、旧モデルもしくは廉価モデルだ。
アップルは、今年発売したiPhone 8、8 Plus、Xに、最新のApple A11 Bionicを搭載している。
クロック数は3.00GHzと、群を抜いて高速なのが特徴だ。
さらにスマートフォンのプロセッサには、インテルの「ATOM」やサムスン電子が独自に採用する「Exynos」、NVIDIAの「Tegra」などもある。
ハイスペックのプロセッサを搭載するモデルは、処理速度の速さを体感できる。
プロセッサ性能の違いは、カメラの映像処理機能などにも影響を及ぼす。
ただし、高性能なプロセッサを搭載するスマートフォンは、本体価格も高額なモデルとなる。逆に、プロセッサ性能が低ければ、スマートフォンの価格も安価になる。
Web閲覧やSNSなどインターネット利用がメインならば、ハイスペックなプロセッサは必要無い。安価なモデルを選んでも問題ないだろう。
一方、カメラ機能をフルに使いたい場合などは、ハイスペックなプロセッサを搭載するモデルを選ぶほうが快適に利用できる。
自分の使い方に応じて、十分な性能を持つプロセッサを搭載するスマートフォンを選んでみよう
