厚生労働省が発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.48倍で、前月を0.03ポイント上回り、1990年以降で最高値を記録した。

 新規求人倍率(季節調整値)は2.13倍で、前月と同水準となった。正社員有効求人倍率(季節調整値)は0.97倍で、前月に比べて0.03ポイント増加した。

 有効求人(季節調整値)は前月に比べ0.7%増で、有効求職者(季節調整値)は1.6%減となった。

 新規求人(原数値)は前年同月比3.2%増。産業別にみると、運輸業・郵便業(8.3%増)、製造業(7.9%増)、建設業(6.9%増)、生活関連サービス業・娯楽業(6.1%増)、サービス業(他に分類されないもの)(5.7%増)などで増加となり、卸売業・小売業(3.8%減)のみ減少となった。

 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、就業地別の最高は福井県の2.06倍、最低は北海道の1.13倍、受理地別の最高は東京都の2.07倍、最低は北海道の1.09倍。