緊張しいで、人見知り…だから全力で応えたい ――池田エライザ、女優道を切り拓く!
自分の気持ちを自分の言葉で伝えられる人はステキだ。女優として、『CanCam』(小学館)の専属モデルとして活躍する池田エライザは、恥ずかしがり屋で人見知りだと告白しながらも、一生懸命に自分がどういう人間なのかを伝えようとする、とても魅力的な人だ。そんな池田が、映画『ReLIFE リライフ』で演じるのは、負けず嫌いで努力家の女の子・狩生玲奈。役を通して新しい自分も発見したと語る。
撮影/川野結李歌 取材・文/新谷里映 制作/iD inc.
――本作は、27歳でニートの主人公・海崎新太(中川大志)が、夜明 了(千葉雄大)から社会復帰プログラムの参加を持ちかけられ、17歳として1年間限定で高校生活をやり直す青春物語。池田さんの演じた狩生は海崎のクラスメイトで、負けず嫌いで努力家の女の子でしたが、狩生らしさをどうやって構築していったのでしょうか。
物語の入口は非現実的ですが、中身はとても等身大の感情があふれている物語です。狩生に関しては、誰もが心の奥にあるちょっとダークな感情や悩みを抱えているキャラクターだと思ったので、私のなかにもきっと狩生のような感情があるはずだ! と、自分のなかにある狩生を探すところから始めました。
――狩生を探すなかで、自分自身の発見もありましたか?
そうですね。狩生は、クラスメイトの大神和臣(高杉真宙)のことも、部活のバレーボールのことも、好きだからこそ負けず嫌いになるところがあって。そして、ちゃんと人に愛情を持てる女の子です。そこに気づいてからは、すごく演じやすくなりました。好きなのにそれが裏目に出てしまう、というのは私自身にも言えることで。女優の仕事は大好きだし夢中になれる、負けず嫌いにもなる、似ている部分でした。
――最近はお芝居の仕事がどんどん増えていますね。
ありがたいことに、ここ数カ月は休みなく映画やドラマで女優のお仕事をさせてもらっています。なぜかちょっと過酷な役が多くて、身体を張ることが多いですが(笑)、周りの方に温かい言葉をかけていただいて、そういう温かさに触れているからこそ頑張れるというか。みんなと一緒に作っている感、そういう現場の雰囲気は大好きです。
――もちろん、『ReLIFE リライフ』の現場も温かかった?
はい! とても温かくて楽しい現場でした。お仕事で来ているのに、こんなに楽しくていいんだろうか……と思うほど。私、変なところがまじめなので(笑)。完成した映画を観たときも、あんなことがあったなぁ、こんなことがあったなぁ、クランクアップで泣きそうになったなぁとか、いろいろ思い出して、うるうるしちゃったんです。チーム感がばっちり映像に映っていました。
――女優として演じる楽しさについては、今どんなふうに感じていますか?
演じる役について、自分なりにキャラクターをどんどん掘り下げていく作業はとても楽しいです。女優の仕事もモデルの仕事も当然勉強は必要ですが、モデルの場合は、自分がその日の撮影で着ている洋服の良さをどう伝えるのか、知識を放出する仕事であるのに対して、女優の場合は、私生活もバレてしまうというか、日ごろの自分も役のなかに出てしまう。私生活をおろそかにできない仕事だと思っています。
――女優の仕事を始めたことで、生活は変わりましたか?
ここ最近は演じるお仕事が続いているので、モデルに戻って取材を受けたときに、最近、何をしたとか何を買ったとか何も言えなかったことがあって。映画やドラマの撮影中は、現場と家の往復で派手なことは全然ないので……。でも、ひとりのモデルとして自己発信をしていきたいとは思っています。
――今日の写真撮影を見ていて、とても表情豊かというか、限られた撮影のシチュエーションのなかでお芝居をしているようにも見えました。女優とモデル、相乗効果はあるんじゃないですか?
恥ずかしい〜……でも、嬉しいです! こう見えて意外とあがり性だし、緊張しいだし、人見知りなんです。でもそれがバレてしまうのが嫌なので、女優の仕事もモデルの仕事も、全力で応えていきたいって思うんですよね。
――とても社交的に見えるので、人見知りとは意外です!
やった(笑)。
――本作では、日代千鶴(平 祐奈)のコミュニケーション音痴な性格にも共感したのでしょうか。
そうですね。私も人に話しかける前は事前に練習をして、どうやって話しかけようかなってシミュレーションしてから声をかけます(笑)。ただ、最近ちょっと困っているのが、現場でみんなと仲良くなりたくて、「かわいいですねー!」を連発していたら、スタッフさんに、「何か企んでいるんですか?」って言われることもあって(苦笑)。でも基本、人が大好きです。
――きっとその「企んでいるんですか?」というのは、愛のある返しだと思います(笑)。芸能界でお仕事をするようになって、人見知りは軽減されましたか?
それが、芸能界で仕事をする前のほうが人見知りじゃなかったんです。無知って、無敵だったんだなって思います。以前は、何も知らないから自由にできていたけれど、その世界と、自分がどう見られているのかを知ることで、人見知りになってしまって……。
――そうだったんですね。
ドンとして(構えて)いるよね、ともよく言われます。本当は吐きそうなくらい緊張していたとしても、周りには堂々としているように見えてしまうのか……と。そして、今どんなふうに見えているんだろう? とか考え始めたら、どんどん人見知りになっていきました(苦笑)。
――これから、どうしていきたいですか?
そのギャップを強みにしていけたらいいなって。本当の自分とは違うイメージを持ってもらえるということは、そういう役も演じられるということですよね。だから、ギャルっぽいねと言われたら、そういう役もできるのか! と考え方を変えて、ギャルを観察したりしています。
――その前向きさ、ステキです! 『ReLIFE リライフ』の古澤 健監督は、池田さんのことをどんなふうに見ていたのでしょうか。
監督は、私のコンプレックスや性格をぜんぶ見透かしていたと思います。クランクアップのときに、監督がみんなにお手紙を書いて、それを小さなカプセルに入れてプレゼントしてくださったんです。そこには、「エライザさんの、私のことを知ってほしいという部分と、知られてたまるかという部分が、僕は好きです」とありました。ああ、バレていたんだなぁって(苦笑)。そんな古澤監督が、私は大好きです!
――知ってほしいけれど、そう簡単に知られてたまるものか、というのは演じた狩生にも通じるものがありますね。
本当に、とても愛おしくて人間くさいキャラクターでした。
――好きな人になかなか想いを伝えられないのも、狩生らしかったです。
そういう恋愛のシーンになると、監督はニヤニヤしながら撮っているんですよ(笑)。でも、監督の嬉しそうな顔を見ると、もっといい演技をしよう! って思っちゃう。とくに思い出深いのは夏祭りのシーンです。監督も浴衣を着て撮影をしていたんです。仙台の冬の寒い日で、しかも雨降らしのシーンだったんですが、監督も俳優と一緒にずぶ濡れになって撮影をしていました。
――それは嬉しいですね。
そうなんです。別のシーンでも、狩生が階段から落ちるシーンはアクションがちょっと怖くて、監督に、「1回、落ちてみてください(お手本を見せてください)」って言ったら、やってくださって。「よしっ、一発(本番1回)でいこう!」って(笑)。私たちと同じ目線に立ってくれることが、とても嬉しかったです。
――お話をうかがっていて、池田さんは本当に演じることが好きなんだなぁというのが伝わってきます。
好きです! 天職だなって思いながらやっています!
――胸を張って、笑顔でそう言えるって羨ましいです。
「自分にはこの仕事しかない」とは、昔から感じていることですね。幼い頃からこの世界で働いているので、このままこの世界にいたらアルバイトも経験できないのかもしれない……と思って、高校生のときに工場でバイトをしたことがあるんですが、私には向いていなくて、やっぱり表現することが向いているんだなと確認できました。でも、その世界のプロフェッショナルな方たちのことは、リスペクトしています。
――ほかにも何か挑戦してみたことはありますか?
もともと趣味は読書だけだったので多趣味になりたくて、水彩画とかギターとかいろいろ挑戦してみましたが、やっぱり本が好きみたいです(笑)。
――最近はどんな本が好きですか?
たまに新書も読みますが、基本は小説です。小説は自分の(女優としての表現の)引き出しを増やしてくれるのでお芝居の参考にもなる、小説の世界に入ることで疑似体験ができる、それが好き。読書をしている姿って、傍から見ると静かで暗そうに思えるかもしれないですが(苦笑)、当の本人はその世界に飛び込んでいる、別の宇宙にいるかのような感じですごく楽しいんですよね。
――想像力、豊かになりますよね。
なります! あとは、「オススメの本を教えてください」って聞かれたときは、相手の好きなものを聞いて、だったらコレがオススメですって(コンシェルジュのように)教えたりすることもあります。本当に読書が好きで。私、いつも手ぶらで出かけることが多いんですが、そういうときもポケットに本を入れて出かけるんです。
――手ぶら派、なんですか? それもちょっと意外です。
仕事に行くときは別ですが、遊びに行くときに持っていくのは──ケツポケに、本・家の鍵・財布・携帯の4つだけ。かなりシンプルです(笑)。
――女性は何かと持ち物が多くなりがちなので、そのシンプルさは憧れます。
でもですね……化粧直しをしたいなぁと思うときにリップしかないとか。出先で頭が痛くなってそのたびに鎮痛剤を買うから何箱もたまったりとか、ダメな面もあります(笑)。でも、手ぶらが好きですね。
――読書が好きな池田さんからみて、この『ReLIFE リライフ』の面白さはどういうところでしょうか?
原作はまだ連載中ですが、原作も映画の脚本も、素直に面白いなって思いました。登場人物の誰かに必ず共感できますし、映画を観た人の誰も不幸にしない物語ですよね。また、学生の人はこんな学校生活を送りたいなぁって憧れたり、大人は学生の頃を思い出したり、幅広い年齢層に響く映画だと思います。
――響きました。もしも池田さんの前に千葉さんの演じる夜明が現れて、10歳若返るカプセルを差し出したらどうしますか?
間違いなく避けて通ります(笑)。私、けっこう用心深い性格なので(笑)。
――そうですか(笑)。最後に、最近のプライベートな話を聞かせてください。SNSを拝見したら、とても美しい色の2羽のインコとのツーショットが掲載されていました。鳥、お好きなんですか?
ハッピーな色のインコ、私をハッピーにしてくれるインコを飼っています。昔からキレイな色の鳥が好きだったみたいで、子どもの頃は野鳥を追いかけて迷子になったことがあります(笑)。
――今、飼っているインコとの出会いは?
ペットショップに行ったときに、あまりにも美しくて、引き寄せられて、一目惚れ。運命を感じて飼うことにしました。最近、1羽が亡くなってしまったんですが、また新しいインコがうちに来てくれて、ヒナから育てています。動物と一緒に暮らすことからもいろいろ学ばせてもらっていて、彼らとの触れ合いから生まれる感情も、お芝居に反映されていると思うんですよね。
■映画『ReLIFE リライフ』
4月15日(土)全国ロードショー!
http://relife-movie.jp/
■この記事を読んだ人にオススメ!
・池田エライザ、19歳。「一度きりの人生、自分らしくハートフルに生きるのだ!」
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★★池田エライザさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★
今回インタビューさせていただいた、池田エライザさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
■受付期間:2017年4月14日(金)12:00〜4月20日(木)12:00
■当選者確定フロー
・当選者発表日/4月21日(金)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月21日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。4月24日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
■キャンペーン規約
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
・賞品発送先は日本国内のみです。
・応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
・応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
・当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
・賞品の指定はできません。
・賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
・本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
・個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。
撮影/川野結李歌 取材・文/新谷里映 制作/iD inc.
好きだからこそ負けず嫌いになる、狩生玲奈に共感
――本作は、27歳でニートの主人公・海崎新太(中川大志)が、夜明 了(千葉雄大)から社会復帰プログラムの参加を持ちかけられ、17歳として1年間限定で高校生活をやり直す青春物語。池田さんの演じた狩生は海崎のクラスメイトで、負けず嫌いで努力家の女の子でしたが、狩生らしさをどうやって構築していったのでしょうか。
物語の入口は非現実的ですが、中身はとても等身大の感情があふれている物語です。狩生に関しては、誰もが心の奥にあるちょっとダークな感情や悩みを抱えているキャラクターだと思ったので、私のなかにもきっと狩生のような感情があるはずだ! と、自分のなかにある狩生を探すところから始めました。
――狩生を探すなかで、自分自身の発見もありましたか?
そうですね。狩生は、クラスメイトの大神和臣(高杉真宙)のことも、部活のバレーボールのことも、好きだからこそ負けず嫌いになるところがあって。そして、ちゃんと人に愛情を持てる女の子です。そこに気づいてからは、すごく演じやすくなりました。好きなのにそれが裏目に出てしまう、というのは私自身にも言えることで。女優の仕事は大好きだし夢中になれる、負けず嫌いにもなる、似ている部分でした。
――最近はお芝居の仕事がどんどん増えていますね。
ありがたいことに、ここ数カ月は休みなく映画やドラマで女優のお仕事をさせてもらっています。なぜかちょっと過酷な役が多くて、身体を張ることが多いですが(笑)、周りの方に温かい言葉をかけていただいて、そういう温かさに触れているからこそ頑張れるというか。みんなと一緒に作っている感、そういう現場の雰囲気は大好きです。
――もちろん、『ReLIFE リライフ』の現場も温かかった?
はい! とても温かくて楽しい現場でした。お仕事で来ているのに、こんなに楽しくていいんだろうか……と思うほど。私、変なところがまじめなので(笑)。完成した映画を観たときも、あんなことがあったなぁ、こんなことがあったなぁ、クランクアップで泣きそうになったなぁとか、いろいろ思い出して、うるうるしちゃったんです。チーム感がばっちり映像に映っていました。
芸能界で仕事をするようになってから、人見知りに!?
――女優として演じる楽しさについては、今どんなふうに感じていますか?
演じる役について、自分なりにキャラクターをどんどん掘り下げていく作業はとても楽しいです。女優の仕事もモデルの仕事も当然勉強は必要ですが、モデルの場合は、自分がその日の撮影で着ている洋服の良さをどう伝えるのか、知識を放出する仕事であるのに対して、女優の場合は、私生活もバレてしまうというか、日ごろの自分も役のなかに出てしまう。私生活をおろそかにできない仕事だと思っています。
――女優の仕事を始めたことで、生活は変わりましたか?
ここ最近は演じるお仕事が続いているので、モデルに戻って取材を受けたときに、最近、何をしたとか何を買ったとか何も言えなかったことがあって。映画やドラマの撮影中は、現場と家の往復で派手なことは全然ないので……。でも、ひとりのモデルとして自己発信をしていきたいとは思っています。
――今日の写真撮影を見ていて、とても表情豊かというか、限られた撮影のシチュエーションのなかでお芝居をしているようにも見えました。女優とモデル、相乗効果はあるんじゃないですか?
恥ずかしい〜……でも、嬉しいです! こう見えて意外とあがり性だし、緊張しいだし、人見知りなんです。でもそれがバレてしまうのが嫌なので、女優の仕事もモデルの仕事も、全力で応えていきたいって思うんですよね。
――とても社交的に見えるので、人見知りとは意外です!
やった(笑)。
――本作では、日代千鶴(平 祐奈)のコミュニケーション音痴な性格にも共感したのでしょうか。
そうですね。私も人に話しかける前は事前に練習をして、どうやって話しかけようかなってシミュレーションしてから声をかけます(笑)。ただ、最近ちょっと困っているのが、現場でみんなと仲良くなりたくて、「かわいいですねー!」を連発していたら、スタッフさんに、「何か企んでいるんですか?」って言われることもあって(苦笑)。でも基本、人が大好きです。
――きっとその「企んでいるんですか?」というのは、愛のある返しだと思います(笑)。芸能界でお仕事をするようになって、人見知りは軽減されましたか?
それが、芸能界で仕事をする前のほうが人見知りじゃなかったんです。無知って、無敵だったんだなって思います。以前は、何も知らないから自由にできていたけれど、その世界と、自分がどう見られているのかを知ることで、人見知りになってしまって……。
――そうだったんですね。
ドンとして(構えて)いるよね、ともよく言われます。本当は吐きそうなくらい緊張していたとしても、周りには堂々としているように見えてしまうのか……と。そして、今どんなふうに見えているんだろう? とか考え始めたら、どんどん人見知りになっていきました(苦笑)。
――これから、どうしていきたいですか?
そのギャップを強みにしていけたらいいなって。本当の自分とは違うイメージを持ってもらえるということは、そういう役も演じられるということですよね。だから、ギャルっぽいねと言われたら、そういう役もできるのか! と考え方を変えて、ギャルを観察したりしています。
――その前向きさ、ステキです! 『ReLIFE リライフ』の古澤 健監督は、池田さんのことをどんなふうに見ていたのでしょうか。
監督は、私のコンプレックスや性格をぜんぶ見透かしていたと思います。クランクアップのときに、監督がみんなにお手紙を書いて、それを小さなカプセルに入れてプレゼントしてくださったんです。そこには、「エライザさんの、私のことを知ってほしいという部分と、知られてたまるかという部分が、僕は好きです」とありました。ああ、バレていたんだなぁって(苦笑)。そんな古澤監督が、私は大好きです!
――知ってほしいけれど、そう簡単に知られてたまるものか、というのは演じた狩生にも通じるものがありますね。
本当に、とても愛おしくて人間くさいキャラクターでした。
この仕事しかない! 表現することが向いている
――好きな人になかなか想いを伝えられないのも、狩生らしかったです。
そういう恋愛のシーンになると、監督はニヤニヤしながら撮っているんですよ(笑)。でも、監督の嬉しそうな顔を見ると、もっといい演技をしよう! って思っちゃう。とくに思い出深いのは夏祭りのシーンです。監督も浴衣を着て撮影をしていたんです。仙台の冬の寒い日で、しかも雨降らしのシーンだったんですが、監督も俳優と一緒にずぶ濡れになって撮影をしていました。
――それは嬉しいですね。
そうなんです。別のシーンでも、狩生が階段から落ちるシーンはアクションがちょっと怖くて、監督に、「1回、落ちてみてください(お手本を見せてください)」って言ったら、やってくださって。「よしっ、一発(本番1回)でいこう!」って(笑)。私たちと同じ目線に立ってくれることが、とても嬉しかったです。
――お話をうかがっていて、池田さんは本当に演じることが好きなんだなぁというのが伝わってきます。
好きです! 天職だなって思いながらやっています!
――胸を張って、笑顔でそう言えるって羨ましいです。
「自分にはこの仕事しかない」とは、昔から感じていることですね。幼い頃からこの世界で働いているので、このままこの世界にいたらアルバイトも経験できないのかもしれない……と思って、高校生のときに工場でバイトをしたことがあるんですが、私には向いていなくて、やっぱり表現することが向いているんだなと確認できました。でも、その世界のプロフェッショナルな方たちのことは、リスペクトしています。
――ほかにも何か挑戦してみたことはありますか?
もともと趣味は読書だけだったので多趣味になりたくて、水彩画とかギターとかいろいろ挑戦してみましたが、やっぱり本が好きみたいです(笑)。
遊びに行くときは、この“4つ”を持てば十分!?
――最近はどんな本が好きですか?
たまに新書も読みますが、基本は小説です。小説は自分の(女優としての表現の)引き出しを増やしてくれるのでお芝居の参考にもなる、小説の世界に入ることで疑似体験ができる、それが好き。読書をしている姿って、傍から見ると静かで暗そうに思えるかもしれないですが(苦笑)、当の本人はその世界に飛び込んでいる、別の宇宙にいるかのような感じですごく楽しいんですよね。
――想像力、豊かになりますよね。
なります! あとは、「オススメの本を教えてください」って聞かれたときは、相手の好きなものを聞いて、だったらコレがオススメですって(コンシェルジュのように)教えたりすることもあります。本当に読書が好きで。私、いつも手ぶらで出かけることが多いんですが、そういうときもポケットに本を入れて出かけるんです。
――手ぶら派、なんですか? それもちょっと意外です。
仕事に行くときは別ですが、遊びに行くときに持っていくのは──ケツポケに、本・家の鍵・財布・携帯の4つだけ。かなりシンプルです(笑)。
――女性は何かと持ち物が多くなりがちなので、そのシンプルさは憧れます。
でもですね……化粧直しをしたいなぁと思うときにリップしかないとか。出先で頭が痛くなってそのたびに鎮痛剤を買うから何箱もたまったりとか、ダメな面もあります(笑)。でも、手ぶらが好きですね。
――読書が好きな池田さんからみて、この『ReLIFE リライフ』の面白さはどういうところでしょうか?
原作はまだ連載中ですが、原作も映画の脚本も、素直に面白いなって思いました。登場人物の誰かに必ず共感できますし、映画を観た人の誰も不幸にしない物語ですよね。また、学生の人はこんな学校生活を送りたいなぁって憧れたり、大人は学生の頃を思い出したり、幅広い年齢層に響く映画だと思います。
――響きました。もしも池田さんの前に千葉さんの演じる夜明が現れて、10歳若返るカプセルを差し出したらどうしますか?
間違いなく避けて通ります(笑)。私、けっこう用心深い性格なので(笑)。
――そうですか(笑)。最後に、最近のプライベートな話を聞かせてください。SNSを拝見したら、とても美しい色の2羽のインコとのツーショットが掲載されていました。鳥、お好きなんですか?
ハッピーな色のインコ、私をハッピーにしてくれるインコを飼っています。昔からキレイな色の鳥が好きだったみたいで、子どもの頃は野鳥を追いかけて迷子になったことがあります(笑)。
――今、飼っているインコとの出会いは?
ペットショップに行ったときに、あまりにも美しくて、引き寄せられて、一目惚れ。運命を感じて飼うことにしました。最近、1羽が亡くなってしまったんですが、また新しいインコがうちに来てくれて、ヒナから育てています。動物と一緒に暮らすことからもいろいろ学ばせてもらっていて、彼らとの触れ合いから生まれる感情も、お芝居に反映されていると思うんですよね。
【プロフィール】
池田エライザ(いけだ・えらいざ)/1996年4月16日生まれ、福岡県出身。B型。2009年、雑誌『ニコラ』(新潮社)の「第13回ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得。現在は、雑誌『CanCam』(小学館)の専属モデルとして活動する一方、女優としては映画『高校デビュー』、『みんな!エスパーだよ!』、主演ドラマ『SHIBUYA零丁目』(フジテレビ系)に出演。演技派若手女優として注目を集め、2017年には映画『トリガール!』(9月1日公開)に出演し、『一礼して、キス』(秋公開)では主演を務める。
【Twitter】@elaiza_ikd
【Instagram】@elaiza_ikd
【公式HP】http://www.elaiza.com/
池田エライザ(いけだ・えらいざ)/1996年4月16日生まれ、福岡県出身。B型。2009年、雑誌『ニコラ』(新潮社)の「第13回ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得。現在は、雑誌『CanCam』(小学館)の専属モデルとして活動する一方、女優としては映画『高校デビュー』、『みんな!エスパーだよ!』、主演ドラマ『SHIBUYA零丁目』(フジテレビ系)に出演。演技派若手女優として注目を集め、2017年には映画『トリガール!』(9月1日公開)に出演し、『一礼して、キス』(秋公開)では主演を務める。
【Twitter】@elaiza_ikd
【Instagram】@elaiza_ikd
【公式HP】http://www.elaiza.com/
■映画『ReLIFE リライフ』
4月15日(土)全国ロードショー!
http://relife-movie.jp/
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・池田エライザ、19歳。「一度きりの人生、自分らしくハートフルに生きるのだ!」
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★★池田エライザさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★
今回インタビューさせていただいた、池田エライザさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年4月14日
■受付期間:2017年4月14日(金)12:00〜4月20日(木)12:00
■当選者確定フロー
・当選者発表日/4月21日(金)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月21日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。4月24日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
■キャンペーン規約
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
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・応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
・応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
・当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
・賞品の指定はできません。
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・本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
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