18日開幕の東京大会一次予選!出場する有力校の対戦相手、好カードを紹介!!
春季都大会の組み合わせが決まり、高校野球の春が、また一歩近づいてきた。秋季都大会の1次予選の会場になった担当校のうち、早稲田実業と日大三はセンバツと日程が重なっているため、春季大会は日大鶴ヶ丘と明大中野の南野グラウンドが新たに加わった。
1次予選の組み合わせだが、既に64チームが本大会の出場を決めていることもあり、比較的散らばった感じはある。それでも、いくつか気になる組み合わせがある。まず第24ブロックの代表決定戦での対戦が予想される都立篠崎と明大明治は、ここで当てるのはもったいない好カード。都立篠崎は、秋の1次予選の初戦で日大三を苦しめた創価と延長13回の熱戦を繰り広げている。明大明治は、秋は代表決定戦で日大桜丘に9回裏に4点を入れられ、逆転サヨナラ負けを喫した。明大明治の好投手・柳澤 憲人など、両チームとも昨夏の経験者が多いだけに、力の入った試合が予想される。
都立紅葉川と都立東大和は、都立の強豪対決。都立紅葉川は秋の代表決定戦で昭和一学園にサヨナラ負けを喫し、都立東大和は都立江戸川に惜敗した。ひと冬越して、どこまで戦力がアップしたか、注目される。昨夏の西東京大会8強の聖パウロ学園は、初戦で都立広尾と対戦する。都立広尾は都立の実力校。俊足巧打の遊撃手・村田 篤郎など個々の能力が高い選手が揃っており、昨春も都大会で打撃戦を演じているだけに、聖パウロ学園としても油断はできない。
打撃のいい駒場学園は、粘り強い野球をする都立小平と対戦する。都立小平は、1年秋からマスクをかぶってきた白石 健祐の活躍がカギとなるだろう。また都立雪谷を強豪校に育てた相原 健志監督率いる日体大荏原にとって、代表決定戦での対戦が予想される京華商は、簡単な相手ではない。2年前の夏にシード校になった都立墨田工は、都立で力のある都立桜町と対戦。その勝者は世田谷学園との対戦が予想される。
好投手・小幡 圭輔を擁する立教池袋、細身の力投派・傍島 開平を擁する上野学園、都立の強豪・都立総合工科、昨夏の西東京大会でベスト8の國學院久我山、アメリカ育ちで攻守に活躍する西村 達貴擁する日大豊山、小倉 俊、戸谷 直大という2人の好投手を擁する都立小山台などの強豪は、比較的対戦カードに恵まれているが、実戦から遠ざかっている春の1次予選は、何が起きるか分からない。またすそ野の広さも高校野球の良さであるだけに、連合チームや、9人、10人といった少人数で野球部を支えている球児たちの健闘も期待したい。
(文・大島 裕史)
■組み合わせ表春季東京都大会一次予選組み合わせ表
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