兵庫県立津名高等学校(兵庫)
■津名高校はどんな学校?兵庫県淡路市にある兵庫県立津名高等学校。1920年に志筑町立志筑芸女学校として創立。1948年に兵庫県立津名高等学校と校名変更し、2010年に創立90周年を迎えた。野球部OBには元プロ野球選手の児玉 弘義を輩出している。
■津名野球部の紹介現在部員は2年生14名、1年生15名の計29名。兵庫県大会でも使用される佐野球場を借りて練習することもあり、恵まれた環境で練習を行っている。片平 祐生主将にチームのセールスポイントを聞くと、「長打力がある選手が多いこと、レギュラー争いが激しいこと、チームが一丸となって戦えること」の3つを挙げた。
■秋の戦いを振り返って昨秋の兵庫県大会では、報徳学園と対戦し接戦を繰り広げた。惜しくも負けてしまったが、片平主将は「レベルの差はあまりないと感じました。相手はチャンスで1本が出て得点しましたが、自分達はチャンスでの1本が出なかったので、精神力を鍛えないといけないと思いました。」と振り返る。淡路島にある津名高校。公式戦では試合を重ねるごとに津名の帽子をかぶってくる島民の方が増えていった。「島民の方の期待に応えないといけないと感じました。今年の津名は違うなと思われるような野球をしたいです。」と意気込んだ。
■来春のキーマンは全員!片平主将は、昨秋活躍した選手に村上 大芽投手の名前を挙げた。兵庫県大会2回戦、対報徳学園で好投した。「スピードボールを持っている。公式戦を1人で投げ切り、三振を多く奪ってくれました」と語る。また来春のキーマンとなるであろう選手は?という問いに「チーム全員です。全員が一丸となるためには選手1人1人がキーマンになるからです」と答えてくれた。
■冬への決意!片平主将は来春、来夏の目標に「優勝すること、多くの私立に勝つこと」を掲げた。報徳学園との戦いから見えた課題、「チャンスで1本が出なかった」ことを踏まえ、このオフシーズンはスイングの数、2万回を超すことを目指す。さらに浜ダッシュという50mを50本走る過酷なメニューをこなしている。「しっかり走り込み、足腰を鍛えて、自分の体を大きくしたいです」。身体的、精神的にも一回り大きくなった津名野球部に期待がかかる。
練習風景(津名高校)みんなの仲が本当に良い!ここからは片平 祐生主将(2年)、樋口 大徒選手(1年)にお話を伺いました!
Q. この秋を振り返って、見つけた課題を教えてください。
片平:チームとしては守備の失策を減らすことです。また盗塁の数や、積極的に次の塁へ向かっていく姿勢を増やすことです。個人としては、盗塁阻止率を上げることです。樋口:走塁力、序盤のチャンスで1本出ないことです。
Q. ではこの冬はどんな冬にしていきたいですか?
片平:バットを数多く振り、スイングスピードを上げることと走り込んで足腰を鍛えることです。樋口:苦しい練習にも耐えて、力をつけ、精神的にも強くなる冬にしたいです。
Q. 野球をする上でモットーにしている好きな言葉は何ですか。
片平:氣力です。樋口:臥薪嘗胆です。
Q. このチームの好きなところや他のチームに負けていないところは何ですか?
片平:チームの雰囲気がいつも明るいところが他のチームに負けていない好きなところです。樋口:好きなところは、みんなの仲がほんとに良いところで、他のチームに負けていないところは、常に全力で走るところ、勝てるピッチャーがいるところです。
Q. では最後にこのオフシーズンに「自分はここまで成長するぞ!」という冬の宣言をお願いします。
片平:チームを引っ張っていき、チームに必ず必要な選手になることです!樋口:しっかりトレーニングに励み、ごはんもたくさん食べ、体を大きくして力をつけたいです。また走り込みなどしんどいことをやりきって精神的にも強くなる冬にしたいです!
片平選手、樋口選手、ありがとうございました!
浜ダッシュ(津名高校)一冬乗り越え、春に成長した姿をここからは玉久保 敦也部長先生にお話を伺いました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってからどんなテーマをもってチーム作りをされて来ましたでしょうか。
自分に自信をつけること(強豪校相手でも物怖じしないような実力、精神力をつける)です。オフシーズンは普段より体づくりに焦点を当てた指導、声掛けを行いたいと思っています。
Q. これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちにメッセージをお願いします。
オフシーズンの練習はしんどくて、手を抜きたくなるかもしれませんが、ここでめげずに一冬乗り越えて、春に成長した姿を見せてください。
玉久保部長先生、津名高校野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!【冬が僕らを強くする 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!