長崎県立西彼杵高等学校(長崎)

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集合写真(西彼杵)さらに上を目指して

■西彼杵高校はどんな学校?長崎県西海市にある西彼杵高校。1948年に長崎県立西彼杵高等学校として設立し、1996年に創立50周年を迎えた。昨秋の長崎県大会ではベスト8まで進出した西彼杵野球部はどんな取り組みを行っているのだろうか。

■部員数は14人!西彼杵高校野球部の部員数は1年生8名、2年生6名、部員数14名という少人数で活動。グラウンドにある野球部専用の練習スペースで日々練習に励む。豊永 達也主将はチームのセールスポイントに「元気・粘り強さ・団結力」を挙げてくれた。少ない部員だからこそ団結力は強い。

■秋の大会で見えたものとは?昨秋の長崎県大会ではベスト8まで勝ち進んだ西彼杵高校。その原動力について豊永主将は「練習がハードになり、1年生が入って選手層が厚くなった。また打線のつながりや守備がよくなったこと」と分析する。

 最も印象に残っている試合を聞くと、昨秋の長崎県大会準々決勝の対長崎東戦を挙げた。「立ち上がりは最少失点で抑えていたのですが、終盤に集中力が切れ、大量失点して負けてしまいました。西彼杵高校歴代タイのベスト8で止まってしまいましたが、自分たちはさらに上を目指して、春、そして夏に勝ちたいと思いました」と目標が見えてきたようだ。

 また秋に活躍した選手には相川 評選手、来春のキーマンになるであろう選手にも同じく相川 選手、そして門口 拳斗選手と鰐口 琳太選手の名前を挙げてくれた。春の活躍に期待がかかる。

■冬の課題長崎県大会準優勝校の長崎東と対戦し、「課題は後半の集中力と体力づくりです」と話す豊永主将。この冬のチームの目標としてバッティング強化と体づくりを掲げ、そのバッティング強化のためにスクワットティーという厳しいメニューをこなす。「春夏で悔いが残らないように、自分を追い込んで体も心も成長させたい」と意気込みを語ってくれた。春夏の目標は「打倒長崎東」「最少失点で抑えて打ち勝つ」。この冬、成長した西彼杵野球部は長崎県大会ベスト8以上を目指す。

練習風景(西彼杵)全国で通用する捕手に!

 ここからは豊永 達也選手(2年)、鰐口 琳太選手(2年)にお話を伺いました!

Q. 昨秋を振り返って課題に感じることを教えて下さい。

豊永:後半の集中力です。鰐口:自分の体力がなくて後半に疲れが見えたところ、変化球の制球力がないところです。

Q. この冬はどんな冬にしたいですか?

豊永:長期戦になっても思い切りプレーができるようにしっかり体力をつけたいです。鰐口:トレーニングや走りの冬にしていきたいです。

Q. モットーや好きな言葉はありますか?

豊永:下剋上です。鰐口:結果は環境から生まれるのではなく工夫や努力から生まれるです。

Q. このチームの良いところ、他のチームに負けないところはどんなところですか?

豊永:明るさ、元気の良さです。鰐口:ベンチでの元気と、いつでも笑顔のところです。

Q. 最後にこの冬の目標宣言をお願いします!

豊永:全国で通用する捕手になります!鰐口:延長戦や連投になっても大丈夫な体力を作ります!

 豊永選手、鰐口選手、ありがとうございました!

練習風景(西彼杵)きついとき、苦しいときでも自分自身に負けるな!!

 最後に宮原 大輔監督にお話を伺いました。

Q. 新チームはどんなテーマでチーム作りを行いましたか?また、この冬のテーマも教えて下さい。

 新チームが始まってから14名と少人数のスタートとなり、最初に選手達へ伝えたことは、どのチームよりもベンチ内の元気だけは負けるなということです。その元気が今のチームカラーとなり、秋の大会では西彼杵らしい野球ができたのではないかなと思っています。準々決勝で負けはしましたが、この大会を通して見つかった個人、チームの課題を冬の練習で克服できるように、取り組んでいきたいと思っています。

Q. 冬のトレーニングに励んでいる選手達にメッセージをお願いします。

 きついとき、苦しいときでもまずは自分自身に負けるな!!

 宮原監督、西彼杵高校野球部の皆様、ありがとうございました!

今年も大好評!【冬が僕らを強くする 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!