高橋みなみ「震災時 ペットはどうすればいい？」専門家に聞く

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する？』」の4月20日の生放送では、「震災時のペット対策」を取り上げました。今回の熊本や九州地方の一連の地震では、迷子のペットの情報をSNSでよく見かけるというたかみな。自身も猫を飼っているためとても気になっているということで、ペットにとって何が最善なのか、動物問題に詳しい作家の渡辺眞子さんに話を聞きました。



「犬が迷子になる原因として、夏の雷と花火が挙げられる」という渡辺さん。大きな音や光でパニックになってしまうと、どうにかして恐怖から逃げようとすることから、今回の地震においても、犬や猫は計り知れない恐怖を抱いているといいます。「家族の声も聞えなくなってしまう」ほどのパニック状態を起こさないようにするにはどうすれば良いか教えてもらいました。

「犬や猫は、人のストレスも敏感に察知します。まずは家族が落ち着いて“大丈夫だよ”と伝えることが大事です。

日頃からいつもとは違う環境に慣れておきましょう。ケージが苦手なら、おいしいお菓子を入れておく、ケージから出したあとにおもちゃでたくさん遊ぶなど“ケージに入ると良いことがある！”と教えてあげるのも方法のひとつです。

ペットが同行可能な避難所では、周りの方の迷惑にならないような配慮も必要です。最低限のしつけや、クレート（ペットを移動させる際に入れる小さなケージ）に慣れさせておく、清潔に保つことも考えておくべきです。

数日間の水とフードとトイレ用のグッズ、常備薬なども予め準備しておきましょう。環境が変わるといつものフードを受け付けないこともあるので、特別なおやつも用意してください。

また迷子になった時のために、迷子札やマイクロチップをつけておくのも有効です。ペットの命を守るのは家族だけですので、できる限りの準備をしてあげてください」

たかみなは「何かあった時に私たちだけが逃げるのは、ペットの飼い主からすると考えられないことです。でも一緒に避難するにはキチンとした準備や備えが必要ですね」と、語りました。