Perfumeやフジファブリック、サカナクションなど、様々なアーティストのMVを手がける映像作家・島田大介さんが、TOKYO FMの番組に出演。映像作家ならではの視点で、ランチタイムにおすすめの選曲と仕事でのこだわりについて話してくれました。

(TOKYO FM の音楽ワイド番組「LOVE CONNECTION」のコーナー「STARBUCKS MUSIC BARISTA」4月8日放送より)



島田大介さんがこだわっているのは「青」。家にも映像にも、青い色を置いてしまうクセがあるそうです。

「演出の仕事は“こだわる仕事”みたいなものなんですけど、特に青いものが好きで、安らぎと寂しさ、2つの意味が共存しているところが好きです。花瓶だったりシーツだったり、家のいたるところに青いものがあるくらい青が好きなので、作品を作るようになって、たとえば(背景)美術にも画に映るものに青を置いてしまうクセがついていて。いつの間にか、僕は青が好きなんだと認識するようになりました。僕がなんだか、青にこだわりを持っているみたいです」

そんな島田大介さんが「映画のサントラから、ランチタイムに良さそうな、ちょっとゆったりした曲」を3曲選んでくれました。

「Girls」(Death In Vegas)

「この曲は、『ロスト・イン・トランスレーション』という映画のサントラになっている曲なんですけど、舞台になった新宿のホテルの近くに住んでるせいか、映画のシーンをよく思い出すんです。ラストにヨドバシカメラあたりのシーンがあるんですけど、この曲をそこで聴くと格別です」

「Only You」(Flying Pickets)

「この曲は『天使の涙』という映画のサントラに入ってます。学生の頃、ウォン・カーウァイ監督の作品が大好きで、『天使の涙』はちょうど20年前に公開されたものですけど、この曲を聴くといつでも映画の空気や90年代を思い出します」

「Cancion Mixteca」(Ry Cooder)

「この曲は『パリ、テキサス』という映画のサントラになっています。映画で8ミリフィルムの回想シーンだったり、主人公の独白のシーンが、けっこう重要なシーンで印象的に流れてくるんですけど、もともとこの曲はメキシコ民謡。美しいメロディが大好きで、ギターを練習したりしちゃいました」

サウンドトラックを聴くと映画のシーンを思い出すという島田大介さんは、映像×音楽について「僕も映像を作っているんですけど、映像と音楽はすごく密接に関係していて。僕がよくやるのが、イヤフォンで音楽を聴きながら、渋谷の雑踏を歩いてみたり、電車に乗ってみたりする。そのときに、映画のシーンでこういう音楽がかかっていたらいいんじゃないか?と、いろいろ選曲するクセがあるんです。映画の中に自分を映し出すクセがありますね」とコメントしていました。MV以外にも、ファッションブランドの映像演出やアートディレクション、短編映画監督として幅広く活躍する島田さん。島田大介さんの映像作品を観る際は、音楽にも注目してみては?

4月11日の「STARBUCKS MUSIC BARISTA」には、スチャダラパーが登場します。お楽しみに!

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<番組概要>

番組名:「LOVE CONNECTION」

放送日時:毎週月曜〜金曜11:30〜13:00/「STARBUCKS MUSIC BARISTA」は12:30ごろから

パーソナリティ:LOVE

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/love80/