新国立、SHARP、トランプ氏、エクゾディア...京大卒業式は2016年もカオス
年度末である3月は、卒業式が行われる旅立ちの季節だ。別れに涙しながらも、期待に胸を膨らませる学生の姿がそこかしこで見られる。そんな中、卒業式ではっちゃけた仮装を行う学生も多くいる。毎年話題になる京都大学はその筆頭だ。3月24日に行われた2016年の卒業式も、期待を裏切らない光景が広がっていた。学生たちはどんな仮装で出席したのだろうか?画像とともにみていこう。
卒業生以外も混ざってる
「撮影できたのはごく一部でしたが...」
と写真を提供してくれたのは今年京都大学を卒業したAさん。会場には様々な仮装をした卒業生で溢れていたという。
1枚目はこちら。時事ネタを敏感に察知した、オリンピックのロゴと新国立競技場、SHARPの仮装だ。SHARPの仮装は一見すると単に社名が書かれた箱を被っているだけだが、手には「Made in Taiwan」と書かれたフリップがある。芸が細かい。
次は、激しい発言を繰り返して注目の的になっているドナルド・トランプ氏の仮装だ。Aさんは「聞いた話だと、トランプは合計で3人会場にいたらしいです」と語った。ちなみに、トランプ氏はその独特な髪形がアメリカでは以前より認知されており、髪形を模したウィッグも発売されている。
こちらはジブリ映画「となりのトトロ」に出てくるネコバスだ。骨組みは段ボール製で、その上に毛皮状の布を貼り付けて製作してあるようだ。表示されている行先は卒業。卒業できない人の目には映らないのかもしれない。
最後の仮装はこの中でも特にユーモラスだ。漫画「遊☆戯☆王」の初期の切り札である「封印されしエクゾディア」の仮装なのだが、良く目を凝らすとカードにはそれぞれの進路先が書かれている。
手足には「大手メディア」、「経営コンサルタント」、「公認会計士」など、流石は京都大学というような輝かしい進路先が書かれている。そんな中、本体には赤で「留年」の2文字が刻まれている。一度「商社」と書いたのが取り消されているため、背後のストーリーを想像すると涙を禁じ得ない。5枚揃えてその場で勝利!といかないのは、かつてインセクター羽蛾に海に捨てられた影響だろうか......?