「佐原商店」のうどんそば自動販売機(画像提供:Aさん)

秋田市の土崎港西にある「佐原商店」のうどんそば自動販売機が、すぐ近くの「道の駅あきた港」に引き取られ存続することが決まった。2016年3月17日、河北新報が報じて、大きな話題となっている。

「道の駅あきた港」はポートタワーセリオン(高さ143メートル)がランドマークとなった施設である。地上100メートルの展望室からは、壮大な日本海、秋田市内や眼下の秋田港、男鹿半島まで眺めることができる絶景スポットだ。観光客はもちろん秋田市民にも人気の場所である。

自販機の引き取り先が決まったというニュースを知った人々から、ツイッターに喜びの声が寄せられている。

「よかった。もう泣きそう」

ツイッターに寄せられているのは、こんなつぶやきだ。

「これはめでたい!!」「正直メンテナンスとか大変だろうし、道の駅に引き取ってもらうのは一番良い案かも」という感想だ。

NHK秋田放送局の公式アカウントからは、秋田県向けアンコール放送決定のお知らせも投稿された。「24日(木)、総合テレビで午後10時55分から」とのこと。


「道の駅あきた港」のポートタワーセリオン(103momoさん撮影,Wikimedia Commonsより)

道の駅の設置場所は未定だが、屋内の可能性が高いという。夜間や早朝は利用できないかもしれないという報道もあった。

とにもかくにも、ご近所さんへの引っ越しで存続が決まった、うどんそば自販機。「こんな心温まるニュース久しぶりに見たわ」「よかった。もう泣きそう」など、ツイッター上は歓喜の声であふれていた。

*参照:「ドキュメント72時間」で話題...秋田・佐原商店のうどん自販機「閉店」にショック広がる