池田は片岡に抱きつかれて照れ笑い(撮影:ALBA)

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<Hitachi 3Tours Championship 最終日◇13日◇グリッサンゴルフクラブ>
 国内3ツアー対抗戦『Hitachi 3Tours Championship』に3年連続出場中の池田勇太。昨年優勝を譲ったLPGAチームにリベンジをしたい今大会だったが、前半戦(ベストホール方式・ペア戦)で首位に立つも後半戦(オルタネート方式・ペア戦)で逆転負け。「情けないよね〜」と自虐的な発言をするも「最後に盛り上がれたと思いますよ」と1年の締めくくりの大会を楽しんだ。
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 「シーズンの最後にこういう形で3ツアーズを毎年やっているとその年活躍した人を見ることができるし、1年の流れの結果を見ることができる」。今季活躍した選手たちがギャラリーの前で楽しみながらプレーすることの意義を感じている池田。午前午後ともに同伴したLPGAチームのイ・ボミ(韓国)が「さすが男子プロだと思った。パッティングもアプローチもぜんぜん違った」と感嘆するなど普段のツアー同様にギャラリーを高い技術で魅了した。
 11回目を迎える同大会だが「LPGA、PGA、われわれを含めてレベルは上がってきていると思う」と各ツアーの選手の質向上を感じらると話した池田。「海外にもこういうトーナメントはないのでぜひ続けていただきたい。選手も一つの楽しみにしている」とお祭り要素がありながらも“真剣勝負”を行う場の大切さを強調した。
 来季は3年間続けた選手会長の重責から離れて“新しい自分”を見せる年と位置づけており、国内男子ツアー最終戦『JTカップ』終了後には「30代の池田勇太として、今までとは違うゴルフをしていければいい」と抱負を語った。1月末のアジアンツアーとの共催試合『SMBC シンガポールオープン』からシーズンを迎えるが、オフは「休むというよりは来季にむけてどう準備していくか」と“いち選手”としての久々のシーズンに意気込んでいる。
 男女ツアーでの盛り上がり度は『JTカップ』で優勝した石川遼が指摘したように女子ツアーに押されている感が強い。それだけに来季は男子ツアーの魅力である“技”を改めて伝えるべく先頭に立って戦っていく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>