カリム・ベンゼマがフランス代表に選ばれないこととなった。少なくとも捜査を受けている間、あるいは係争中は、代表に呼ばれないという。

ベンゼマはリヨンのマテュー・ヴァルブエナに対する恐喝事件に仲介役として関与した疑いをかけられており、フランスサッカー連盟(FFF)はベンゼマと距離を置くことにした。

FFFのノエル・ル・グラエ会長は「ベンゼマはもう招集できない。心苦しいが私が決めた。この状況を無視することはできなかった」と述べた。現時点で、ベンゼマはEUROから外れるということだ。

ル・グラエ会長は、フランス代表の全選手が2013年以降に署名している倫理規定を遵守して厳しい決断を下したと説明している。フランスサッカーのイメージや価値を尊重するように努めることが求められた規定だ。処分は無期限ではない。

ル・グラエ会長は「メディアで騒がれすぎた。私が規律委員会に私の代わりに決断を下すように求めたら、ベンゼマはせいぜい警告を受けるだけだっただろう。そして君らメディアは満足しなかったに違いない。実際には、我々は国のイメージも守らなければいけないんだ」と述べた。

ベンゼマが来年のEUROに出場できるかどうかは、もはや当局次第ということだ。