今日は何の日 10月16日は「ボスの日」/INSIGHT NOW! 編集部
今日、10月16日は「ボスの日」です。
Wikipediaによれば「1958年10月、アメリカのパトリシア・ベイ・ハロキスが、会社を経営していた父親のために、経営者と部下の関係を円滑にしようとボスの日を提唱。アメリカ商業会議所に登録したことが始まり。この日は、仕事上のボスをランチに招待したり、プレゼントを贈ったりする。」とのことです。
日本では、1988年からデパート業界がキャンペーンに取り入れたそうですが、あまり知られていません。日本で、仕事上のボスをランチに招待したり、プレゼントを贈ったりする、というのはなかなか見かけません。お中元やお歳暮は該当しそうですが、これは少々位置づけが違います。「ボスの日」は日本では定着しにくいのかもしれませんね。
さて、会社に入って数年経つと、多くの方がチームリーダーや係長など、小さな集団の「ボス」になったりします。その上には、当然、部長や経営者が本来の「ボス」として存在していますが、自分に部下がいるという経験はやはり人を成長させます。それまでとは違った立場で、どういう「ボス」がいいリーダーなのかを、考えるようになるからです。INSIGHTNOW!の記事で、リーダー論として、とても心に残った記事をここでご紹介しましょう。
「そもそも、リーダーとは、意識したらなれるものなのか。役割認識が高いヒトが、立派なリーダーなのだろうか。どうも違うような気がする。リーダーとは、「ついていきたいヒト」のことである。どこへだ。明日へ。将来へ。未来へだ。リーダーの仕事とは、「変えること」。リーダーの資質とは、「変わること」。そう思うっ。止まらないのが、リーダーである。」
「常に、リーダーとして、いまの自分を疑うこと。自分の知らないことを受け入れる度量を持つこと。自分の正しさは、永遠であると思った時点で、それは「時代遅れ」の始まり。とてつもない変化が起こっている。誰も正確な答えを持たない。そんな時代のリーダーには、「わからないからやってみよう」という・・・変化へのリスクを負える能力が必須だと考えるっ。」
2008年の掲載当時、保守的な会社でなんとなく中間管理職をやっていた自分には、刺激的な檄文でした。自分が「変わること」で「変えること」ができるリーダー。そういわれてみれば、良かれ悪しかれ社会を変えているのは常にそういう人ではないでしょうか。
「ボスの日」は経営者と部下の関係を円滑にするという目的としています。経営者と部下の関係も、他の人間関係と同じように相対的なものです。「いいボス」「いいリーダー」には「いい部下」がつきます。自分でボスを目指すにせよ、ついていきたいボスを探すにせよ、常に「いいボス」と「いい部下」の関係を築きたいものです。