南薩大会の雪辱、大勝で果たす・神村学園

3ラン本塁打を放つ田中 梅里主将（神村学園）

　神村学園と川辺は8月の南薩地区大会初戦で対戦している。この時は、川辺が軟投派の3投手を3回ずつで継投し、神村学園打線はこれを攻略できず、3対2で川辺が勝利した。神村学園にとっては新チーム最初の公式戦でつまづいた相手への雪辱戦だった。

　立ち上がりからバントの揺さぶりが功を奏して、無死満塁とし、エラーと2つの犠牲フライで3点を先取した。2回にも2点を加え、序盤で神村学園が主導権を握った。

　3回から川辺は右横手のエース松�� 悠太（1年）をリリーフで送る。5回まではゼロ行進が続き、試合を立て直したかに思われたが、神村学園は6回、3番・田中 梅里主将（2年）が3ランを放ち、主導権を大きく手繰り寄せた。

　その裏に川辺は1点を返し意地をみせたが、7回、神村学園は3番手の乱調につけ込み、打者16人を送る猛攻で11点を挙げ、大差の勝利で南薩大会の雪辱を果たした。

（文＝政 純一郎）

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