写真提供:マイナビニュース

写真拡大

和歌山電鐵貴志川線貴志駅の猫のスーパー駅長「たま駅長」が死んだ。今年の4月29日に16歳の誕生日が祝われ、その後体調を崩していたが、6月22日に急性心不全のため死んでしまった。以前「中国の若者に日本のネコ駅長が人気 -『萌えすぎる』『いつか小玉に小魚を』」でご紹介したように、たま駅長は中国でも人気が高く、その死を悼む声は多い。

○「日本では人だけではなく猫も勤勉! 」

たま駅長は正式に任命された初の猫駅長として、日本で人気の高い猫だった。たくさんの人がたま駅長に会うために駅を訪れて、たま駅長は観光をアピールしたという功績で「スーパー駅長」にまで昇進した。中国版ツイッター「ウェイボー」には死を悼む声とともに、こんな感想も見られた。

「日本人は勤勉って聞いてたけど、日本の猫も勤勉だったとは」「たま駅長は生前、ほんとに颯爽としていたね」「スマホにたま駅長のお写真を保存してある。将来猫を飼う時は『たま』って名前にするんだ」「猫の駅長とか犬の村長とかすごい好き。美しい童話みたい」「たま駅長は逝ってしまったけど、温かな物語を残してくれた」。

○「たった1回会っただけの猫なのに……」

たま駅長には外国人もたくさん会いにきていたというが、その中には中国人も多かったようだ。たま駅長に会った思い出を語る人もいる。

「今年のお正月に和歌山まで会いに行ったら、たま駅長は寝ていた。いつもだいたい寝てるんだけど、それでも遠くからやってきた人たちに喜ばれていた」「3月に和歌山に行った時には会えなかった。これからはもう二度と会えなくなってしまった。たま駅長、安らかに」「去年会いに行った時は寝てたけど、駅員さんが抱っこして来てくれて触らせてくれた。ホントに残念」「たった1回会っただけの猫なのに、このニュースがこんなにも耐えがたいとは」。

ウェイボーに上げられた多くの声からは、たま駅長が中国でも多くの人に愛され、惜しまれて去ったことが分かる。「たま駅長、天国で幸せに暮らしてね」という声に、誰もが同感を覚えるだろう。

※写真はイメージで本文とは関係ありません

(奥田真里子)