ソフトバンクもSIMロック解除対応へ!180日制限など競走なき大手3社の共通ルールの違和感

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今年、スマホ業界はSIMロック解除の義務化という大きな転換を迎えた。
総務省の「SIMロック解除に関するガイドライン」改正に対応してのことで、各社ともに5月以降に発売された新モデルはSIMロック解除ができる。つまり、どのキャリアのスマホでも、「SIMロック」を解除すれば、対応している周波数・通信方式が一致すれば、今利用している通信契約で他の会社のスマホが利用できる。

5月19日、ソフトバンク及びワイモバイルは、新モデルを発表。これにあわせて、SIMロック解除にも対応した。

●対応開始は5月29日から発売の全機種に適用
対応内容は以下となる。
・5月29日発売予定の「Galaxy S6 edge」以降の”SoftBank”の携帯電話やタブレット、Wi-Fiルーターを対象とする
・製品の購入日より180日を経過していること
・解約済み製品は、解約から90日以内であること

Web経由でのSIMロック解除は無料、ソフトバンクショップなどの店舗で解除するには手数料として3000円(税別)がかかる。
なお、今回発表されたSIMロック解除については、ソフトバンクブランドのものとなっており、ワイモバイルブランドの製品は別途案内されるそうだ。

●大手3キャリアのSIMロック解除ルールは横並びに
これで、ドコモ、au、ソフトバンクと大手3キャリアのSIMロック解除への対応が出そろった。
各社のSIMロック解除ルールを比較してみよう。


期間は各社の表記に準じているほか、ドコモは一部モデルのみ店頭でも無料で解除対応する

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以上のように多少の差はあるものの、購入後180日ルールや、店頭受付では3000円(税別)の手数料が発生するところなど共通項目が多い。

ちなみに、現時点でのauは解約後のSIMロック解除に対して、いつまでという期間は現状設けていない。
他の2社は、解約後90日以内に解除しないと、その後SIMロック解除対応しないルールとなっている。解約後のSIMロック解除期間の設置は、海外への転売対策とみられている。

しかし、今夏に海外出張や旅行などで現地(海外)の通信契約を使いたいユーザーなどは、SIMロック解除までの期間制限で間に合わないというケースも発生する。本当にSIMロック解除をして欲しいユーザーが居た場合、何らかの条件付きでのSIMロック解除対応はして欲しいものだ。

現在の大手キャリアの各種手数料や、料金プランなどと同様に、SIMロック解除も各社が類似したルールになっている。
競走など消費者の意向が反映されて横並びになるのであればよいのだが、最初から同じような金額やルールというのは、どうなのだろう。消費者にとっての利便性やメリットという意味では、各社の間での競争がもう少しあってもいいのではなのだろうか。

ソフトバンクモバイルの携帯電話を他社で利用する / SIMロック解除
布施 繁樹