ファッションから“危機”を知る
![スーダンのミニ写真展が開かれている原宿の「チャオパニック」(撮影:佐谷恭)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/3/1/3f14d139bcbb8f5bb7-m.jpg)
同写真展は、「チャオパニック」を展開するパル<2726>が、人権NGOのアムネスティ・インターナショナルと協力して開催している。世界最大の人道的危機と言われながら、日本ではほとんど注目されていないダルフールの人権侵害の惨状を、若い世代を中心に広く伝えるのが目的だ。
同社広報担当の井上高志さんは、「来店する人が、少しでも人権擁護に関心を持ってくれれば。初めはファッション性だけを見ていても、展示を見て興味を持つと思う。私がそうでした」と話した。
スーダン西部のダルフール地方では、アラブ民族と非アラブ民族の対立に端を発する紛争が始まった2003年から多くの人びとが家を失い、土地を追われている。複数の人道支援団体がダルフールや隣国チャドで活動しているが、同地方の情勢は改善していない。【了】
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