ミヤネ屋 宮根氏もびっくり!注意を喚起!急増する無料Wi-Fiでのスマホ乗っ取りとそれを防ぐ方法

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東京都内などの市街地で、最近増えている通信手段がある。
それは、さまざまな場所に張り巡らされた無料Wi-Fiだ。ケータイ会社や、プロバイダが用意しているWi-Fiとは違い、カフェなどで用意されていたりする無料のWi-Fiアクセスポイントである。

通信量の制限にもかからず、かつ無料で使えるとあり、近年、こうした無料Wi-Fiを使う人が増えているそうだ。

2月13日に放送されたミヤネ屋(読売テレビ系)では、その無料Wi-Fiについて警告するようにと特集が組まれていた。

●通信内容、カメラ、録音といった盗み見や録音ができてしまう
ミヤネ屋で特集された内容は以下だ。

・最近、スマホが乗っ取られることが増えている
・実際に乗っ取られるとどうなるのか実験をする
・注意したいのはよくわからない無料Wi-Fiに接続しないこと

の3点について説明されていた。

ここで言われている「スマホが乗っ取られる」という意味は、
・インターネットでどこを見ている(アクセス)しているのかわかってしまう
・インカメラを使って録画や、マイクを使って録音されてしまう
・いまどこにスマホがあるのかわかってしまう
・スマホ画面にメッセージやアラーム鳴動ができてしまう


といったケースを示している。
これらの挙動は実際にスタジオでも実験され、司会の宮根氏が大変驚いていた。
こうした反応は、一般の人にとっては、当たり前の反応で、それだけ危険性が知られていないということだ。

それでは、どうして「スマホが乗っ取られる」といったことができてしまうのだろう。

Wi-Fiに接続することでデータ盗聴が可能に
番組内では、鍵(セキュリティ)の無いWi-Fiに接続してしまうことで、データ盗聴ができてしまうと指摘していた。
スマホとインターネットの間を繋ぐWi-Fiの途中で、悪意のある人がスマホの中身をのぞき見られてしまうと説明している。

また、Wi-Fiの名前(SSID)は、自由に変更できるため、使おうとしたWi-Fiが本当に店舗などで提供されているサービスなのか、悪意のある人が偽装したものなのか、一般の人では判断できない場合もあるので、むやみに接続しないようにとも注意を促していた。

それでは、こうした「スマホが乗っ取られる」危険に対する防衛手段はどうすればいいのだろう。

●3つのポイントに注意してWi-Fiを使う
これも番組内で紹介されていた内容だ。
Wi-Fiを手動で接続する設定にする
・カギ(セキュリティ)の無いWi-Fiには接続しない
・見覚えのないアプリが入っていないか確認する

この3つだ。


番組内ではスマホに表示されるWi-Fiでカギマークが無いのは注意と伝えていた


番組では、これらを守ることで、スマホ乗っ取りを防ぐことができると促している。
いずれも、インターネットやセキュリティサイトなどでも注意や指摘さていることだが、公共のテレビ番組で注意をうながされたことで、より多くの人が注意を払ってくれることに期待したい。

スマホでWi-Fi自動接続設定にしている人は、一度設定を見なおしてみるべきだ。


布施 繁樹