チェルシーは４日のFAカップ３回戦で、ワトフォードを相手に３−０と勝利した。前半はスコアレスに終わり、ジョゼ・モウリーニョ監督も明らかに不満げだったが、後半にウィリアン、ロイク・レミー、クル・ズマが立て続けに３得点を挙げ、４回戦進出を決めている。

予想外だったのは、試合後の記者会見だ。モウリーニョ監督が公の場で、ケヴィン・フレンド主審に謝罪したのである。

問題となった場面は、レミーの２点目のシーンだ。ジエゴ・コスタのシュートを相手選手がハンドしたのだが、リバウンドを拾ったレミーがゴールを決めた場面である。試合後、モウリーニョ監督はミスを指摘した。だが、フレンド主審と話し合って考えを変えたようだ。

「主審と話したが、彼を批判したことを謝罪したい。彼は正しいジャッジをした。私はPKがあったと思ったし、彼も笛を吹く準備をしていたのだが、ボールがレミーの元に行ったのを見て、少し待つことにしたんだ」

「レミーがボールをコントロールできなかったり、クロスバーの上に蹴っていたら、PKの笛を吹くつもりだったと聞いた。私は文句を言ったのだが、実際には見事なジャッジだったんだ」

モウリーニョ監督は最近、チェルシーに対して不利な判定があると主張したばかりだ。だが今回は、怒りがすぐに謝罪へとつながっている。