「22年前から福岡でテレビのレギュラーが途絶えたことが無い」というから、お笑いコンビの博多華丸・大吉はまさに“博多のカリスマ”である。芸人仲間が福岡を訪れて食事をする店に迷った時は、彼らに相談すると希望の条件に合わせて店を紹介してくれるそうだ。なんとSMAP中居正広(40)も世話になったことがあるらしい。

6月5日深夜放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)で、“博多のカリスマ”と紹介された博多華丸・大吉。福岡出身で地元を愛し地道に福岡で活動を続けてきた2人は、今でもローカルCMに4本も出演している人気者である。

そんな博多華丸・大吉は仕事や観光で福岡を訪れる芸人仲間から、よく飲食店の紹介を頼まれるそうだ。要望があるのはスイーツの美味しいお店から郷土料理、カラオケやキャバクラとその種類は幅広い。沢山の候補の中から、2人は頼んできた人の好き嫌いから体調やお腹の空き具合までを考慮して、紹介するお店を決めるのだという。「福岡を訪れた人たちに喜んでもらいたい」という、博多華丸・大吉の手厚いおもてなし。これこそが深い郷土愛の表れであろう。

するとMCの中居正広は以前、ダウンタウン松本人志(49)と正月に福岡へ旅行した時のことを話し出した。ホテルから食事に出かけた中居らは、車で40分もかけて松本の後輩芸人が予約した店に向かった。だが到着してみると想像していたイメージと違ったため、店を変えることにしたという。しかし知らない土地で、正月でおまけに日曜日に営業している店を探すのは至難の業だった。そこで松本は博多華丸・大吉に助けを求めることにした。

連絡を受けた時、2人は仕事のため大分県にいた。「中居さんと松本さんが福岡で路頭に迷っている」と大慌てで思い当たる店に次々と電話を入れたものの、正月に営業している店はなかなか無い。だがここで彼らが長年福岡で培った広い人脈と、地元からの高い信頼度が物を言う。なんと30分くらいで4軒が、休みにもかかわらず店を開けてくれることを承諾してくれたのだ。

最近は福岡のリサーチ業務だけを頼まれ、実際のテレビ番組へは他のタレントが起用されるケースがあると2人は苦笑していた。そんな博多華丸・大吉を番組ゲストMCの山里亮太(南海キャンディーズ)が、「福岡に関してはGoogleの2倍スゴい!」と称した。確かにGoogleの知らない情報を、彼らは沢山持っていそうである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)