氷で作られた壁や椅子、彫刻などが並ぶマイナス10度の部屋でジュースやカクテルが飲めるお店がIcebarcelonaです。今回はWMC2013の取材でスペインのバルセロナにあるこのお店の近くに行く機会があったので、実際に冷凍庫のようなアイスルームに入って氷点下の世界を体験してみることにしました。

Icebarcelona
http://www.icebcn.com/


お店があるのは海岸沿いで、Firefox OSの発表会が行なわれたHotel Arts Barcelona(写真左)のすぐ近く。


地中海を望むビーチに面した好立地ですが、訪問時はまだ寒かったので泳いでいる人はいませんでした。


お店の看板には「icebar」とだけ書かれており、外からだと店内に氷の世界が広がっているとは思えない外観。


立て看板をよく見ると防寒着を着ている人たちの写真が載っているので、なんとなく内部の様子が想像できます。


店内を外からのぞくとこんな感じ。


入り口を入ってすぐの場所にある普通の椅子とテーブル。


お店の奥にはアイスルームがあり、その手前には専用のカウンターと防寒着が用意されています。



15ユーロ(1800円前後)を支払うと1ドンリンク付きでアイスルームに入れるチケットがゲット可能。なお、クレジットカードを持っている場合は公式ウェブサイトで事前に予約をすると10ユーロ(1200円前後)になるのでお得です。また、夜の23時までは子供でも7.5ユーロ(864円前後)を支払えば入場できます。


チケットをゲットしたら、モコモコの上着を着用。


手袋も貸してもらえます。なお、これらの防寒着はすべてチケット代に含まれているので別途支払いの必要はありません。


このドアの先がアイスルーム。


内部は壁もカウンターも椅子もオブジェもすべて氷でできています。なお、室温はマイナス2〜10度に設定されているとのことで、耳が痛くなるほど寒くはないものの専用の防寒着を着ていても十分にヒンヤリとした空気を感じられる温度となっています。



CGアニメの「アイス・エイジ」のムービーを上映中。


椅子の上には毛皮が敷かれていますが、2〜3分座っているだけでジワジワと体が冷えてきます。


床は氷ではなく凹凸のある鉄板でできているのでツルツルと滑ってしまう心配はありません。


熊っぽい感じの氷の像。


オリジナルグッズのTシャツと帽子が展示されています。


カチンコチンの氷の塊でできたカウンター。


バルセロナの観光名所サグラダ・ファミリアをモチーフにした氷の彫刻。



近くで見るとかなり透明な氷塊であることがわかります。


氷のブロックの中に花びらを閉じ込めたオブジェ。


カウンターの奥はこんな感じ。


アイスルームに入ってしばらくすると、バーテンダーがやって来てドリンクを作ってくれます。


カップも氷製ですが、唇が張り付いてしまうようなことはありませんでした。


花を閉じ込めた氷のテーブルの上にグラスを置いてみた所。


というわけで、陽気な南国のイメージがあるスペインにありながら氷点下の世界が楽しめるちょっと変わったお店となっているので、旅行や出張のついでなどに訪れると良い思い出になるかもしれません。なお、日本にも「アイスバー東京」という氷で装飾をした店内でドリンクが飲めるお店があったようですが、食べログによると現在は閉店してしまっているようです。



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