キノコホテル、現行メンバーでは最後の活動？支配人が意味深発言

　女性4人組バンド・キノコホテルの支配人、マリアンヌ東雲がこのほど、12月5日発売のアルバム「マリアンヌの誘惑」のジャケット写真とミュージックビデオ「その時なにが起こったの？」が完成したと発表した。

　三作目となるオリジナルアルバム「マリアンヌの誘惑」は、これまでの作品同様、マリアンヌ東雲の手による楽曲が並び、キノコホテルのパブリックイメージのひとつでもあったガレージ・ロックンロール的なムードから、さらに大きく進化および深化した濃厚な内容に仕上がっている。

　公開されたジャケット写真、アルバム収録曲「その時なにが起こったの？」のミュージックビデオは、日本を代表するアートディレクター信藤三雄氏が手がけ、エロティックかつサディスティック、そしてポップなキノコホテルの新しい世界が堪能できるビジュアルとなっている。

　これについてマリアンヌ東雲は意味深いコメントを寄せている。「素敵なアートワークと共に遂に新作が完成した。より先鋭的で濃厚なキノコホテルの世界を表現できたと思っている。キノコホテルは12月9日のキネマ倶楽部での公演を以て現在の4人による営業を終了する。しかしそれはキノコホテルの終焉を意味するのではない」。

　これに関し、キノコホテル広報部からは次のコメントが発表されている。「12月のツアー『サロン・ド・キノコ〜四次元の美学』が、現在の従業員による最後の実演会となります。これ以降のキノコホテルに関しては、詳細が決まり次第お知らせいたしますが、現時点で、この件に関してのお問い合わせにはお答えできません」。

　リリースを直前に控えている時期だけに大変気になるところであるが、一方で前向きな活動内容も発表されている。

　10月31日にアルバム収録曲「その時なにが起こったの？」、「愛と教育」の先行配信がiTunesStore他音楽配信サイトでスタート。11月14日には、渋谷O−WESTで開催されるライブ・イベント「O−WEST　x　JUNGLE☆LIFE　presents　"JUNGLE　☆　WEST"」に出演＆その模様をUSTREAM生放送。1月19日にはタワーレコード渋谷店でのインストアイベント開催などだ。

　ことの真相は明らかではないが、ひとまず年内は現行体制で走り抜くようだ。（編集担当：武田雄樹）