ロンドン五輪に向けてすでに英国入りしていた中国の女子水泳選手が、現地で着替えを盗撮される被害にあった。中国新聞網が伝えた。

　水泳の女子選手が盗撮被害にあったのは、イングランド北部にあるリーズ大学のスポーツセンター。現地メディアによると、女子トイレに潜入した25歳の男が、着替え中の女子選手の様子を撮影した。連絡を受けた関係者が現場を調べたところ、男は女性の声を偽って返事をしたという。

　男は盗撮の常習歴があり、2009年には学生宿舎に進入して女子学生を襲おうとして3年間の入獄を言い渡されたとのことだ。

　同大学の広報担当者は盗撮事件があったことを認めたうえで「保安システムは作動しなかった。再度システムを厳しくチェックし、使用者の安全確保に努める」とする大学側の声明を発表した。（編集担当：柳川俊之）