テレビ東京が7月27日から始まるロンドン五輪のメーンキャスターに佐藤隆太、リポーターに元プロゴルファー・古閑美保を起用したことが、なにかと憶測を招いている。

 佐藤といえば、映画やドラマで大ヒットした野球ものの『ROOKIES』に主演。フリースタイルというスポーツドリンクのCMにも出ている。さらに高校3年間、野球部で活躍したことから五輪キャスターにはぴったりなキャラといえよう。
 「でも、どうせ出るなら『ROOKIES』を製作したTBSや目下、主演しているドラマ『クレオパトラな女たち』の日本テレビの方が自然。ところが、フタをあけると『番外地』のテレ東だった」(テレビ情報誌記者)

 当然ながら、まったく縁のないテレ東がなぜ佐藤を選んだのか、という疑問がわくが、結局はギャラの廉価さが一番だろう。
 「佐藤のピークは『ROOKIES』のとき。現在放映中の『クレオパトラな女たち』は視聴率10%割れで、俳優としての価値は下落気味。そこでテレ東としても、ある程度知名度のある佐藤を五輪キャスターとして“言い値”で買えると判断した。佐藤もいまの自分の立場を理解し、引き受けたのでしょう」(芸能レポーター)

 明るいキャラの佐藤だから、そこそこの視聴率がとれる可能性は高い。
 「佐藤としても、いったん落ちた人気を、五輪キャスターになることで復活させたい。俳優としても格は十分に上がる。テレ東で、ギャラが安いとはいえども、出るメリットは多い」(女性誌編集者)

 テレ東と佐藤の思惑が一致したわけで、テレ東としては安い買い物だった?