10日、楽天を今季限りで退団する山崎武司がホームで退団試合に臨んだ。今後は、中日への復帰が決定的とされているが、楽天での功績は大きく、退団試合では、チームメイトから餞別の胴上げも受けた。

だが、楽天・星野仙一監督の温度感は少し違ったようだ。26日発売「週刊アサヒ芸能」(11.3特大号)の「NEWS SHOT!」コーナーでは、「星野監督が『山崎武司退団』報道にピリピリ『首脳陣批判』を書いた番記者を恫喝した!」と題し、山崎退団にまつわるチームの周辺情報を伝えた。

同誌にコメントするスポーツ紙デスクは、「首脳陣が去った試合後のグラウンドで選手たちが自主的に胴上げを始めたことが不満だったようで、『何で山崎武司が抜けたぐらいで、みんな泣くんや!胴上げまでして、何やっとんじゃ!』とご立腹だったそうです」と語っている。

また、山崎の退団会見を報じたスポーツ紙の番記者たちを前に、「何で俺に取材しないで書いとんのや!」と声を荒げたともいわれる星野監督。「不信感」「深い溝」といった文言を用い、山崎寄りの記事を書いたと見なされた番記者には、怒りが頂点に達したのか、「恫喝まがいのどなり声に、その場にいた他の記者たちも静まりかえったといいます。自分に不都合な記事を書いたらこうなる、と周囲も威圧する星野監督のパフォーマンスですよ」(球界関係者)だった様子だ。

さらに、前出の球界関係者が同誌に明かした内容によれば、「試合前に田淵ヘッドコーチがメンバー表を持ってくると、『4番山崎』と書いてあった。すると星野監督は、『4番じゃなくていい。1打席だけでいい。まだCS進出の可能性も消えてないんだから』と、楽天での最後の晴れ舞台を奪ったそうです。そうまでして勝ちにこだわったはずが、この試合では若手を積極起用していた。『凄い矛盾してる』と話す関係者もいました」というほど。自分以上に存在感を示していた山崎への嫉妬心という見方もある、星野監督の苛立ち。来年の交流戦では、危険な再開となるであろう両者の激突が、ペナントレースの盛り上げに一役買うか――。

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