中国国家インターネット応急センターがこのほど発表した報告によると、2010年、中国では多機能携帯電話(スマートフォン)を対象にした悪質なウィルスコードが1600件発見され、約800万台以上の携帯がウイルスに感染したことが分かった。中国国際放送局が報じた。

 中国の第3世代(3G)移動通信システムは2010年から急成長し、2011年6月までで携帯電話利用のネットユーザー数は全国で3.18億人に達した。インターネットとモバイル通信の境界線はあいまいになってきており、ウイルス感染などのセキュリティ問題も浮上してきている。また、悪質なコードの蔓延(まんえん)に伴い、個人情報の流出や迷惑メールの氾濫などの問題も深刻化している。(編集担当:村山健二)