サッカー親善試合キリンチャレンジ杯が10日、北海道の札幌ドームで行われ、韓国は“宿敵”日本に0―3と敗北を喫した。韓国が日本に3ゴール以上の差をつけ負けたのは、1974年9月28日に東京で開かれた第3回日韓定期戦以来。韓国メディアは試合後、「37年ぶりの悪夢」などと伝えた。

 試合は前半34分、香川真司(ドルトムント)が先制ゴールを決めると、後半7分に本田圭佑(CSKAモスクワ)、9分に香川が連続ゴール。ボールの保持率で日本を下回った韓国は最後まで攻撃のチャンスを生かせず、結局得点0で完敗した。

 日本ホームの日韓戦で、韓国が最後に負けたのは1998年。それ以来、韓国は1度も負けていないことから、同国では大きな衝撃が走った。韓国各紙は、「悪夢」、「屈辱」、「惨敗」などの単語を使って報じており、「1月のアジア杯準決勝で日本に2―2からのPK戦で敗北した韓国は、その雪辱を晴らそうと75回目の対決に臨んだが、ファンたちに失望感を抱かせた」などと伝えた。

 一部メディアは、Kリーグでの「八百長事件」で韓国サッカー界が揺れていることや、竹島(韓国名・独島)の領有権問題で反日感情が高まっていることと絡め、「勝てば韓国サッカー界と国民に大きな力を与えることができたが、取り返しのつかない傷だけが残った」と酷評した。(編集担当:新川悠)