中国の解放日報は30日付で「日本はわが国のレアアース輸出規制を非難しながら、一方ではこっそりとわが国からレアアースを奪っている」と報じた。

 記事では、「日本のやり方は、中国から精密機器のガラス片などの廃品を大量に輸入し、リサイクル技術によってその中からレアアースを獲得するというものだ。しかもこの方法は低コストで、技術も難しいものではない」とした。

 中国レアアース学会の専門家は「廃ガラス片を輸入することは、厳密にいえば密輸のようなものだ」と主張、その理由として「中国商務部と税関の関連部署は、2010年11月1日以降、44品目を輸出禁止にしたが、その中には廃ガラス片、レアアースを含む廃材が含まれているから」と述べた。

 中国レアアース業界の権威者は、「今後、中国はレアアースを含む加工品の輸出についても厳格にコントロールしていくことになる」と述べた。具体的には「レアアースを10%以上含んだ合金については、厳格な検査を実施する事になる」と語った。

 レアアースを使用した製品は利益率が高いことに加え、中国国内では廃ガラスのリサイクル市場が小さいこともあり、現在でもさまざまなルートで日本へのレアアースの流出が続いているという。(編集担当:畠山栄)



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