ナポリのワルテル・マッツァーリ監督がユヴェントスへ移籍したFWファビオ・クアリアレッラについて、自身が同選手を追いやったわけではないと強調している。

「ほかのすべての選手たちと同じように、クアリアレッラには交互に起用する見込みであることを説明した。どうなっていくか、ファビオは分かっていたはずだ。彼が試合に出ることはないなんて言った人はいない。彼を放出するために(エディンソン・)カバーニを獲得したわけじゃないのは明らかだ。むしろ、戦力的には彼がいなくなるのを残念に思っている。今シーズンの我々は3つのコンペティションを戦うから、チーム内で激しい競争をしてもらいたかったからね」

また、マッツァーリ監督はナポリを離れたほかの選手たちとの関係も良好だと話している。

「(セビージャへ移籍したルカ・)チガリーニには大きなチャンスが訪れた。我々は彼がイタリア代表へ招集されたことを誇りに思っている。だが、より力を発揮できない戦術的バランスというものも存在するんだ。(ユヴェントスへ移籍したレアンドロ・)リナウドはとても正しい姿勢だった。パオロ・カンナヴァーロの控えとしてもう1年を過ごすことはできないと言ってきたんだ。彼ら2人とはリスペクトを払い、調和をもって別れを告げた。(ウディネーゼFWヘルマン・)デニスについても同じだ」

一方で、ナポリにはDFクリバリとFWニコラオ・ドゥミトルが加入している。

クリバリは「ここにいられるのは、僕にとって名誉なことだ。2年前の継続的なパフォーマンスを取り戻したいと思っている。監督には、サンプドリア時代から欲しかったと言ってもらったよ。僕を信頼してくれているし、彼の下で再び活躍したいと思っている」と語った。

また、ドゥミトルは「大学に入学したみたいに感じている。ナポリ加入を望んだのは、ユヴェントスやインテルへ移籍したらプリマヴェーラ(ユースチーム)行きになっていたからだ。ここでは多くの優れた選手たちと練習する。呼ばれたときに準備が整っているようにしたい」とコメントしている。