インテルからMFマンシーニを獲得したミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は、同選手の入団会見で、次のように移籍の流れを明かしている。

「彼の代理人であるカレンダ氏の功績が大きい。すべては（ミランDFマレク・）ヤンクロフスキーとのトレードから生まれたんだ。両チームにとってメリットのあるトレードだと思えた。全員がOKしたんだが、マレクは移籍を拒否したんだ。だが最終的に、マンシーニだけを獲得する形でまとめることができた」

さらに、ガッリアーニ副会長はマンシーニがインテルからミランへ移籍したことで、ダービーマッチ以降の両チームの騒動は「すべて打ち消された」とコメント。マンシーニ加入による戦力向上については、次のように説明した。

「マンシーニが我々にあった穴を埋められると考えている。我々はサイドアタッカーのことを考えていたんだ。だが、彼については以前、すでにブライダ（ゼネラル・マネージャー）と話していた。我々のプレーに合うようになったのが今ということだ。私はそうなると確信している。彼はかなりの減俸を受け入れて、2014年までの契約にサインしたんだ。感謝しているよ」

一方で、イタリア『コッリエレ・デッラ・セーラ』に、ダービーの３日前から毎晩夜遊びをしていたと報じられたFWロナウジーニョについての質問も避けられない。だが、ガッリアーニ副会長は「コメントすることは何もない。内部で扱う問題であり、ミラン内部のことなんだ」と冷たく答えている。