鬼束ちひろ、「踊りだけで表現」した新曲PV公開

　5月20日に前作「蛍」より約10ヶ月ぶり、16枚目にして期間限定生産となるニューシングル「X / ラストメロディー」を発売する鬼束ちひろ。同作の発売に先駆けて、5月13日正午より「X」のプロモーションビデオがYou Tube内のユニバーサル・ミュージック公式チャンネルを皮切りに、各局でオンエアを開始する。

　「X」のPVでは通常の歌と映像がシンクロするリップ・シンクではなく、この強い楽曲を表現するには「踊りだけで表現を！」という本人からのアイディアにより、“舞い”だけで表現するボディ・シンクとでもいうべき斬新なコンセプトで撮影。アート性の高い作品の仕上がりは、ファンならずとも必見の価値がある映像となっている。

　鬼束ちひろはPVの全編を通して初公開となる“舞い”を披露。早朝から深夜にまで及んだ撮影は、毎回全身全霊で踊るため、かなりハードな一日となった。“舞い”は鬼束自身がこの撮影のために考案したオリジナルとなっており、本編最後には力尽きるまで踊るクランクアップ直前のラストカットまで収録されている。

　また、同作ではニューヨーク・タイムズに「驚異のダンサー」と評され、世界的に活躍しているコンテンポラリー・ダンサーの森山開次氏をゲストに迎えており、活動フィールドを越えた新たな共演も話題になることだろう。そして「X」の世界感を圧倒的な表現力で映し出し、ほとばしる生命力を映像化することに見事成功した監督は、映画、PV、CFなど多方面で活躍する映像作家・柿本ケンサク氏が手掛けている。

・鬼束ちひろ - アーティスト情報
・ユニバーサル・ミュージック・チャンネル - You Tube（5月13日正午より公開）