神山監督に花束を贈呈する鬼束ちひろ
 本日6日、前作「僕等 バラ色の日々」より約一年ぶりとなるニューシングル「蛍」と、今年4月にBunkamuraオーチャードホールにて行なわれた一夜限りのプレミアム・コンサートの模様を収めたライブDVD「NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS」を同時発売した鬼束ちひろ。「蛍」は、今月23日より全国公開となる映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」の主題歌となり、昨日5日には東京厚生年金会館で開催された同映画の完成披露プレミア試写会にサプライズゲストとして登場した。

 舞台に設置された野球のスタジアムセットには、神山征二郎監督をはじめ、主演の渡辺大、石坂浩二、柄本明、富司純子、柄本佑、宮川一朗太、三波豊和、原田佳奈、和田光司、脇崎智史、片山享、中村俊太と豪華俳優陣が一同に会し、鬼束ちひろは深紅の薔薇の花束を神山監督に贈呈。「ある人間と2人で観てたんですけど、1人で観てたら絶対に泣いてた。そういう映画はこの時代もうあまりない。そういう映画でした。」と映画について感想を述べた。

 神山監督は「主題歌にこんな名曲を貰った経験は初めてだ。その喜びに酔いしれている。鬼束ちひろの『蛍』は、『ラストゲーム 最後の早慶戦』にふさわしく、“愛”と“命”を謳いあげて、哀しいほどの、名曲中の名曲である。」と同曲を絶賛。また、主演の渡辺大は「蛍」を着信音に設定しており、時折感動のあまり涙しているというエピソードも紹介されていた。

 先月30日に新宿明治安田生命ホールで催された試写会でも、徳光和夫が「またね、鬼束ちひろがいいんだ」と述べると、「そうだね。円熟味を増してね」と石坂浩二が応じる場面もあり、青春をまっすぐに描いた映画の反響とともに、永遠の生命を歌う主題歌「蛍」への注目が高まっている。「蛍」は、徳永英明「VOCALIST」シリーズや平原綾香「Jupiter」でミリオンセールスを次々と産み出しているプロデューサー・坂本昌之氏が、初めて鬼束ちひろのプロデュースを手がけたシングル。愛と生命の力を感じさせる、悲しくも力強い壮大なバラードとなっている。

 「ラストゲーム 最後の早慶戦」は、65年の時を経て、今も語りつがれる伝説のゲーム「1943年最後の早慶戦」が舞台。太平洋戦争のさなか、「野球は敵国アメリカのスポーツだ。」として禁じられ、学徒動員の指令が公布される。バットを銃に持ちかえなければならなかった時代に、夢をあきらめず一瞬を精一杯生きた若者たちの、感動の実話を描いた作品である。

鬼束ちひろ - アーティスト情報
映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」公式サイト

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