ただ辛いだけじゃない、あと引く旨みと痺れの絶妙なバランスがクセになる「麻婆豆腐」。

お酒のアテとしてつまんでもよし、白米と一緒にほおばっても良し、麻婆豆腐好きは必見だ!



“こぶみかんの葉”を使った麻婆豆腐
『六本木ふるめん』の”こぶミカンの葉”麻婆豆腐

西麻布の人気和食店「ふるけん」がオープンさせたということで、様々なメディアでも話題になったラーメン屋『六本木ふるめん』。

ディナータイムにはラーメンだけでなく、本格的な中華料理を提供する。

ここで食べられる麻婆豆腐が珍しい。通常だと山椒を使ったものが多い中、同店ではタイ料理でよく使われる“こぶみかんの葉”を使用。

舌が痺れるような刺激はまったくなく、口に入れた瞬間に柑橘系の爽やかな香りが鼻を抜ける。



白米の追加も可能

もちろん、白米を追加オーダーして麻婆豆腐丼で楽しむのも良し。

ラーメンのみ提供しているランチタイムでは、「煮干し醤油ラーメン」「醤油ラーメン」「塩ラーメン」「つけ麺」「汁なし担々麺」「担々麺」の6種もが揃う。もちろんディナーの〆としても味わえる。



ラーメンはハーフサイズも用意。女性にもありがたい

深夜2時まで営業しているので、2軒目利用にも重宝するぞ。




土鍋で提供される「四川麻婆豆腐」
辛みとしびれに悶絶!正統派麻婆豆腐『圳陽』

料理人の力で客を呼ぶ。この地で店を構えたシェフは、そんな気構えがあったのだろうか。

とにかく不便な場所である。最寄り駅からでも、徒歩十数分、飲食店はなく、勤め人も多くない。営業的にかなり不利な立地だが、昼も夜もどこからか、お客さんが集まり、いつ覗いても満席なのである。

昼の人気は、「四川麻婆豆腐」。土鍋から湯気を立て、山椒の香りをふりまきながら、運ばれる。

口に運べば、ピーシェン豆板醤の熟れた深い塩気と辛味、質の高い花椒による痺れ、やさしいスープの味、的確な火の通しとやさしい扱いによる豆腐の甘み、自家製ラー油のコクと香り、炸醤の旨み、葉にんにくの香りと食感。豆豉や醤油の旨み、葱の食感が、次々と口の中で花開く。



そこには正統麻婆豆腐だけが持つ、味の深みと調和があって、舌を打つ。麻(山椒のしびれ)と辣(唐辛子の辛み)が交互に攻めたて、口腔内で花火が散るが、しみじみと唸るような旨さがある。

途端に恋しくなるのは、ごはん。嬉しいことに、コシヒカリを使ったごはんが素晴らしい。ごはんのもっちりとした甘みと豆腐のやさしい甘みが、よく合うのである。これでなんと900円。

財布にやさしいランチに、浮き浮きしてしまい、追加でシュウマイや小龍包、マンゴースープやマーラーカオを、つい頼んでしまう。ああ、近隣に住む人が羨ましい。


旨くて熱くてなぜか元気になってくる!



ボリューム満点の「麻婆豆腐定食」
ハイコスパランチはサラリーマンの味方!『一味玲玲 品川店』の麻婆豆腐定食

品川駅から徒歩3分、品川フロントビル2階に位置する『一味玲玲 品川店』。ランチタイムになると近隣に勤めるサラリーマンやOLでいっぱいになるほどの人気店だ。

人気の秘密はボリューム満点のランチメニュー。大きなお皿からこぼれんばかりに盛られた麻婆豆腐は、ほどよく山椒が効いて食欲がさらに増してくる…。程よい辛さが白米との相性抜群なのだ。

これに大ぶりの餃子がついて1,000円以下で食べられるというのだから、驚きのコスパ。



程よく山椒が効いた麻婆豆腐

ひと口頬張ると、辛さと旨味が絶妙なバランスで口の中に広がり、ひと口、またひと口と箸が止まらなくなってしまう。麻婆豆腐好きなら一度は足を運んでほしい!




「本場四川麻婆豆腐」
ファン多し!真っ赤なオイルに浮かぶ旨辛麻婆豆腐『芝蘭』

江戸時代にタイムスリップしたような情緒あふれる神楽坂。石畳の路地「かくれんぼ横丁」の一角に黒塀、格子で街並みに調和した四川料理の名店『神楽坂 芝蘭』がある。

ここで一番人気は「本場四川麻婆豆腐」! ランチ(ご飯、漬物、デザート食べ放題)では、100人中50人は頼む程売れ筋の商品だ。

真っ赤なオイルに浮かぶ麻婆豆腐! 常連客はその辛さに熱をあげるようだ。



アイボリーとダークブラウンを基調にした明るい店内

辛さの決め手は、豆板醤だ! 鷹の爪の粉末と一緒にゆっくり炒め、豆らしさと辛味をじわじわ引き立たせている。

実に辛い! 砂糖はほとんど使っていないから、辛さがダイレクトにくる。山椒の痺れる“麻(マー)”と、唐辛子の辛味で刺激する“辣(ラー)”そして豆のコク、このバランスが良い。

上には、辣油や花椒、唐辛子、醤、酢などを合わせた辛いタレと、芽菜入りの肉味噌、青菜、万能ねぎ、松の実をトッピングしている。絹のような舌触りの木綿豆腐に心が救われながら、はまってゆく。


地獄の辛さ!!でもちゃんと旨味も感じるんです



〜炎麻式麻婆〜 麻婆豆腐 8辛
激辛料理の激戦区・赤坂でも最強クラスの麻婆豆腐!『炎麻堂』

『炎麻堂』は四川料理をベースとした確かな味と豊富なメニューで人気を博している。2003年に本店を創業してから、激辛ラバーたちの胃袋をつかみ、2015年11月、同じ赤坂に拡張移転しリニューアルオープンした。

移転先は、赤坂Biz向かいの一ツ木通り沿い。地下にありながら、オープンキッチンを導入し、カウンター席含め40席収容可能な広さだ。

必食すべき看板メニューは、 “麻婆豆腐”!最大の特徴は、オリジナルの麻婆醬にある。



自家製辣油

四川の最高級なピーシェン豆板醤、山東や江浙のブレンドした山椒、国産の鷹の爪と四川の朝天唐辛子を使った自家製の辣油。

それに甜麺醤や豆鼓醬など約10数種類の調味料を調合して完成させている。



辛さレベルは選べるのでご安心を

辛さは5段階。甘辛・標準・辛口・大辛・激辛から選べる。大辛までは、800円。激辛超えは、1辛増すごとにプラス100円追加料金がかかる。

この店の料理コンセプトは、「一般的に美味しく食べられる範囲の中での辛くて香ばしい料理」であり、辛さに挑戦する激辛料理専門店ではない。

ただし5辛でも平気で、もっと辛さがほしい方には、料理人が味見して激辛だけどおいしいと思えるレベルの限界“裏メニュー8辛”がおススメ!


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