ダイエー<8263>は8日、イオン系ドラッグストアのCFSコーポレーション<8229>と業務提携を行うことで、基本協定を締結したと発表した。ダイエーが展開するヘルス&ビューティーケア事業(HBC事業)で、CFSが店舗運営業務などで支援を行う。

  ダイエーはHBC事業について、今後行われる改装店舗を中心に、売り場の改装や運営マネージメント業務をCFSに委託する。CFSは店舗管理指導者を派遣し、店舗運営ノウハウの提供などの支援協力を行う。産業再生機構の支援下で再建中のダイエーは、再生計画の柱として食品事業への特化、衣料品や住居部門は外部テナントを導入する方針を示している。ただ、同社は、ヘルス事業は日常性が高く、市場の成長性も高い業務と判断し、中核事業の小売部門と同じように事業再生の柱として扱うため、テナント方式ではなく、自社での育成し、店舗の活性化を図る方針を選択した。

  CFSは販路を拡大する一方、ダイエーに対しては販売・運営ノウハウの提供、商品選択、仕入れ面の合理化を行う。具体的な営業については今後協議を重ね、9月末改装予定のダイエー千里中央店から開始する予定。同提携による両社の業績への影響は、確定次第公表するとした。 【了】