マスターズで16位タイに浮上した松山英樹【写真:Getty Images】

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マスターズ2日目に16位タイ浮上、英紙は初日からの修正力評価

 男子ゴルフの4第メジャー初戦、マスターズ(米オーガスタ)は7日(日本時間8日)、大会2日目が行われ、初日に54位と出遅れた松山英樹(レクサス)は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70にまとめ、通算2オーバーの16位タイに浮上。予選を突破した。各国メディアも松山の復調ぶりに注目している。

 英紙「ガーディアン」電子版では、タイムライン形式で同大会を速報している。この日、3アンダーの“神の子”ことセルヒオ・ガルシア(スペイン)、5アンダーのリッキー・ファウラー(アメリカ)ら、スコアを伸ばして首位に並んだ選手を中心に報じながら、松山にも言及している。

「ヒデキ・マツヤマ、まだ戦いが終わっていない彼についてもいくつかのニュースがある。初日こそ76といたって普通のスコアだったが、この日は3番、5番、8番、10番とバーディーを挙げ、7番こそダブルボギーと少しつまずいてしまったものの、通算2オーバーとして浮上してきている」と、1日での修正力を評価している。

 また、この日のハイライトとなったのは、最終18番のパー4だった。グリーン奥からの3打目、段差のある難しいアプローチをピタリと決めてパーセーブ。観衆をうならせた美技で、2日目を締めくくった。

 テクニカルな一打について、米放送局「FOX SPORTS GOLF」の公式ツイッターも賛辞を送っている。「18番ホール、なんという“ニアミス”だ! ヒデキ・マツヤマは18番で彼の創造力豊かなショットでエンターテイメントを提供してくれた」と松山のアプローチを動画つきで紹介している。

 4アンダーのチャーリー・ホフマン(アメリカ)ら首位で並ぶ4選手と6打差につけた松山。1打でも差を詰めるため、2日目に見せた鮮やかなショットを再び見せられるだろうか。