みんな大好き「コンビニチキン」! 4社・8商品を食べ比べてみた

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最近になって本当に充実してきたコンビニレジ横のホットスナックコーナーですが、その中の主役のひとつがサクッとジューシーな食感でおなじみのフライドチキン。コンビニ各社がしのぎを削るジャンルだけに、さまざまな工夫が込められたメニューなのです。

【写真】どれが食べたい? コンビニチキン大集合!【ギャラリー】

なかなか横並びで比較することのないこれらのチキンメニューを一堂に集めて試食会を開き、食べ比べしてみました。今回はノーマルのフライドチキンと、各社がそろえているピリ辛のチキンをピックアップしています。各商品の紹介と、試食会のコメントをご覧ください。

※実測値は商品の個体によって異なります。

※エネルギーや栄養価は公式の数値です。

Lチキ レギュラー(ローソン

価格:148円(税込)

実測値:重さ 73g/サイズ 95×65mm

エネルギー:288Kcal

まずはローソン代表の「Lチキ」です。スパイスの利いたサクッとした食感の衣とジューシーな肉質は、揚げ物のチキンメニューの定番のスタイルと言えます。2009年に登場し、今ではローソンの人気商品「からあげクン」に並ぶローソンの大人気メニューとなってます。

「食べたときにスパイスの香りが広がっていい」

「これはケンタッキーっぽい味だね」

「肉がすごく柔らかい。ちょっと軟らかすぎるかも……」

「おいしい」

<ポイント>

サクサク感 4

肉汁 3

スパイス 4

揚げ鶏(セブンイレブン)

価格:170円(税込)

実測値:重さ 87g/サイズ 95×80mm

エネルギー:170Kcal

セブンイレブン代表の「揚げ鶏」は、他のフライドチキンとは異なる素揚げが特徴。2013年に新登場したメニューで、味も他社とは異なり、和風醤油味がベースの一線を画する存在となってます。衣がないぶん低カロリーで、リピーターも多いようです。かぶりつくと飛び出す肉汁に注意!

「あ、衣がないので、これはちゃんと肉を食べてる気がしますね」

「肉汁の量が多い。かじるとジュワッと出てくる!」

「肉の味がしっかりとあった、食べたときの満足感が高いです」

「フライドチキンとは違うけれど、これはこれでおいしい」

<ポイント>

サクサク感 1

肉汁 5

スパイス 3

ジューシーチキン プレーン(ミニストップ

価格:160円(税込)

実測値:重さ 88g/サイズ 95×80mm

エネルギー:236Kcal

サクッとした衣の食感が心地いい「ジューシーチキン」。最小限の香辛料に抑えて鶏肉の味を生かしつつ、隠し味に濃口しょう油を使った、玄人好みの仕上げです。店内にイートインが用意されているミニストップのホットメニューはレベルが高く、実はファンが多いのです。

「衣がしっかりしていて歯ごたえがいい」

「ちょっと駄菓子のような懐かしい味がする」

「サクッとした印象が一番強いですね。少し冷めても大丈夫」

「けっこうおいしい」

<ポイント>

サクサク感 5

肉汁 3

スパイス 3

ファミチキ(ファミリーマート

価格:170円(税込)

実測値:重さ 96g/サイズ 105×70mm

エネルギー:242Kcal

2006年に登場して以降、全コンビニのフライドチキンメニューを牽引する定番人気商品。その人気の高さからネットでも販売されています。下味のしっかりついた肉汁あふれるもも肉と、独特の風味を持つ衣の組み合わせが人気の秘密です。

「わざとらしくない、自然な歯ごたえがいいですね」

「ああ、やっぱりこっちのほうがケンタッキーに近かった」

「他に比べると香りが独特だけど、好みのタイプです」

「ファミチキ大好き」

<ポイント>

サクサク感 4

肉汁 3

スパイス 4

Lチキ レッド(ローソン

価格:148円(税込)

販売:ローソン

実測値:重さ 65g/サイズ 80×70mm

エネルギー:310Kcal

他の商品と比較すると真っ赤な衣が目を引く、「Lチキ」のピリ辛メニュー「レッド」。見た目ほどの強い辛さはありませんが、食欲をかき立てるピリッとした辛さが人気の商品です。

「最初は分からないけれど、後から辛さが来る」

「唐辛子のような強さではなく、風味のあるチリの辛さかな」

「ピリ辛のスナックを食べてるような感じですね」

「あんまり辛くない。……いや、やっぱり辛い」

<ポイント>

サクサク感 4

肉汁 3

スパイス 3

うま辛チキン(セブンイレブン)

価格:198円(税込)

実測値:重さ 79g/サイズ 110×65mm

エネルギー:218Kcal

「揚げ鶏」のような素揚げではないですが、薄い衣が特徴のフライドチキン。ピリ辛成分と同時にハーブの効いた味わいが特徴です。販売地域は、北海道、栃木と茨城を除く関東、新潟、北陸、近畿となってます。

「これはハーブが効いてるなー。食べた瞬間に香りがすごい」

「けっこうクセがあるので好みが分かれるかも」

「鶏肉よりもハーブの香りが強いくらいですね」

「平和な味。けっこう好き」

<ポイント>

サクサク感 2

肉汁 4

スパイス 5

ジューシーチキン辛口(ミニストップ

価格:160円(税込)

実測値:重さ 89g/サイズ 105×80mm

エネルギー:298Kcal

レッドチリペッパーとブラックチリペッパーがガツンと来る「ジューシーチキン辛口」は、辛さが肉のうまみを引き立てるメニューです。単純な辛さではなく、さまざまな香辛料の香りが楽しめます。

「辛い! 四川料理を食べてるみたい!」

「衣のサクサク感がいい感じ。ただし辛い」

「これは辛い。ビールが欲しくなる味」

「辛すぎる……。これはムリです……」

<ポイント>

サクサク感 4

肉汁 2

スパイス 5

スパイシーチキンファミリーマート

価格:145円(税込)

実測値:重さ 96g/サイズ 105×70mm

エネルギー:196.94Kcal

2014年に登場した、黒コショウの効いたピリ辛味のチキン。ノーマルの「ファミチキ」とは異なる衣のようです。

「唐辛子のような辛さはないですね。食べやすい」

「コショウが効いた磯辺揚げっぽい雰囲気です」

「衣が薄いのでサクサク感には乏しいかな」

「やっぱりノーマルなファミチキが好き」

<ポイント>

サクサク感 2

肉汁 2

スパイス 4


ズラリと並べてみると茶色いカタマリが迫力のフライドチキンメニューですが、食べ比べてみると、味付けや食感の違いがハッキリ分かりました。

ちなみに試食会に参加したメンバーの間で人気が高かったのは、ファミリーマートの「ファミチキ」でした。ピリ辛メニューで際立ったのはミニストップの「ジューシーチキン辛口」で、本気の辛さなので辛いモノ好きにはオススメです。

このレポートも参考にして、コンビニのホットスナックコーナーを楽しんでみてください。