フィオレンティーナMFモハメド・サラーの獲得を確かに願っているクラブの一つがインテルだ。インテルは選手へのオファーを年俸300万ユーロ(約4億1000万円)に上げるつもりである。だが、これらの動きはサラーがフィオレンティーナにどういう回答をするかによるだろう。

その回答は30日までに届くはずだ(7月に入ればサラーは自動的にチェルシーに復帰)。だが、フィオレンティーナはその前、できれば29日には回答が届くことを願っている。

フィオレンティーナは公に希望(サラー残留)を明かしたことで、待ちの姿勢だ。チェルシーとは水面下でコンタクトを取り続けている。この段階で重要なのは、選手の答えが出たときに虚をつかれないようにすることだからだ。

サラーがフィオレンティーナのオファーを受け入れた場合、クラブはすぐにロンドンへ向かい、チェルシーと交渉する必要がある。フィオレンティーナはサラーの完全獲得を目指しており、すぐにチェルシーと話し合わなければならないのだ。

逆にサラーがフィオレンティーナのオファーを断れば、ほかの選手へ目を向けることになる。サラーは週末中、遅くとも週明けに回答するとしているようだ。フィオレンティーナのクラブマネジャーを務めるヴィンチェンツォ・グエリーニ氏は、次のように述べている。

「サポーターには、クラブがサラーに対して精神病院行きになっておかしくないオファーを出した。サラーだけでなく、どんな選手でも、このようなオファーを受けないというなら、フィオレンティーナに残らない方が良いだろう。だが、私はサラーが受けると信じている」

「彼はウチでブレイクした。だから、ほかのクラブが近づくのは普通のことだ。本人はもっと稼ぎたいのかもしれない。だが、フィオレンティーナは彼に対して本当に重要なオファーを出した」