「日本らしさ」を売りにしたインバウンド商売のなかで、いま存在感を増しているのが包丁店だ。京都・河原町では2024年以降、堺の老舗も大手メーカーも新興ブランドも相次いで店を構えた。東京・合羽橋にいたっては、コロナ禍前に10店舗ほどだった包丁専門店が約30店舗へと3倍に膨らんでいる。和食のユネスコ無形文化遺産登録を機に高まった和包丁人気は、台所用刃物の輸出額を過去最高へ押し上げ、国内メーカー38社の売上高も過去5