日銀による段階的な利上げ観測を背景に、10年国債利回りは約30年ぶりに3%台へ乗せた。金利上昇は多くの産業にとって資本コスト(資金調達に伴う費用)の増大を意味するが、金利上昇の恩恵を受ける特定業種にとっては、預かった資金を貸し出しや債券で運用する際の利ざや(貸出金利と調達コストの差から得られる収益)や、債券などへの再投資利回りの向上を通じて収益性を高める原動力となる。