試合後に6時間待って夜の帳(とばり)が下りた街角で、左手薬指の指輪は鮮明な輝きを放っていた--。7月中旬の週末、21時半過ぎ。東京・銀座にあるビルの前に停車した送迎車から降りてきたのは、ガッチリとした体格が印象的な読売ジャイアンツの左腕・高梨雄平(34)だ。この日、本拠地・東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの一戦で自身の登板はなかったものの、チームが勝利を収めたからか、軽い足取りでビル内のシーシャバーへ