歴史を振り返れば、情報や知識、技術は「馬」という存在によって世界に拡がり、人間社会は発展してきたという。馬の家畜化の過程で、現代までには世界に「野生馬」はほぼ存在しなくなるなか、豊かな森と牧草地に馬たちが放牧されている遠野の「クイーンズメドウ・カントリーハウス」を訪ねた京都府立大学准教授の松田法子は、そこでの人と馬の関係性から“半野生”というあり方を考察する。