オラフ・ステープルドンは、H・G・ウエルズ以降のSF史においてスタニスワフ・レムが登場するまでのあいだ、もっとも重要な思索的作品の書き手である。悠久の時間の流れのなか、人類の変転を宇宙規模で綴った『最後にして最初の人類』『スターメイカー』が有名だが、本書『シリウス』や『オッド・ジョン』のような地上的な物語も手がけている。