10月10日、台湾の建国記念日にあたる「双十節」の式典が行われた。式典の会場となった総統府前には多くの市民が集まったほか、関係者席には前総統の蔡英文氏の姿もあった。式典で一番の注目を集めたのは、中国が「台湾独立派」とする頼清徳総統の演説だ。今年5月に総統に就任した頼清徳総統が初めて「双十節」の式典で行う演説で、中国との関係や対中政策についてどのような言葉で語るのか、台湾だけでなく世界中が注目した。「中