新たな代表作となる衝撃作『生殖記』が刊行された朝井リョウさん。初めての「恋愛」小説集『新しい恋愛』が話題の高瀬隼子さん。互いの新作を通して小説の現在地を語り合った「群像」2024年10月号の対談を再編集してお届けします。高瀬さんは、朝井さんの『生殖記』をどう読んだのか、後編は互いの小説論から始まります。(前編〈内側の「底なしの穴」と外側のフィクションの世界〉はこちら)三人称か一人称かで決まる距離感高瀬朝井